須藤正裕

須藤正裕の俳優キャリア

須藤 正裕（すどう まさひろ）は、1956年12月17日に東京都で生まれた日本の俳優です。現在はオフィス佐々木に所属しており、一時期は須藤雅宏の名義でも活動していました。彼の俳優活動は、1982年に放映されたテレビドラマ『刑事ヨロシク』でデビューしたことから始まりました。その後、テレビや映画の世界で多様な役柄を演じることで知られています。

学歴と初期のキャリア

須藤は明治大学商学部を卒業し、その後は武道専門誌『月刊空手道』の編集者としてのキャリアを持ちます。この経験が彼の演技力に影響を与えたことは間違いありません。俳優としての道を選んだ彼は、村川透や瀬川昌治といった著名な監督の作品にも出演し、演技の幅を広げていきました。また、彼は学生時代から中国武術に関心を持ち、明治大学中国武術研究会の主将を務めていた経歴もあります。特に、松田隆智に師事し、NHKの『600 こちら情報部』で蟷螂拳を披露したこともあるほどです。

国際的な活動

須藤は2008年に中国映画『たった一人のオリンピック』に出演したことを契機に、中国語を猛特訓し、多数の中国映画やテレビドラマに出演するようになります。この国際的な経験は、須藤のキャリアに新たな幅を加え、彼のアクションや殺陣のパフォーマンスは高く評価されています。2013年からは北京に転居し、活動の拠点を中国に移しました。

主な出演作品

須藤は日本国内外で多くのテレビドラマや映画に出演してきました。例えば、彼の出演するテレビドラマには、1985年の『真田太平記』や1986年の『時空戦士スピルバン』、さらに1991年の火曜サスペンス劇場での出演などがあります。2000年以降も、精彩を放つ役どころとして『ウルトラマンコスモス』や『水戸黄門』シリーズでの出演が記憶に残ります。また、映画でも『湘南爆走族』や『あぶない刑事リターンズ』など、多様なジャンルで活躍してきました。

近年の活動

近年では、テレビドラマや映画でのレギュラー出演に留まらず、Vシネマ作品や特別企画にも積極的に参加しています。2022年には『西村京太郎トラベルミステリー73 Final』に登場し、未だ多くのファンに支持されています。須藤の演技スタイルはリアルなアクションと演技力の高さで評価されており、幅広い年齢層の視聴者に愛されています。

須藤正裕は、俳優として生涯にわたり日本のエンターテインメント界で活躍し続けており、特に中国市場でも軌跡を残しています。彼のこれからの活動にも注目が集まっていることでしょう。

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