飯島会

飯島連合会（いいじまれんごうかい）

飯島連合会は、東京都台東区寿に本拠を置く的屋系の暴力団組織です。その勢力範囲は東日本に及びます。

歴史

飯島連合会の前身は、全日本飯島連合会でした。これは、1897年頃に飯島源次郎が創設した飯島一家宗家を中心に、その分家が結集してできた連合体です。飯島源次郎は三階松（本部：台東区）から独立しました。

全日本飯島連合会時代には、尾津喜之助（小倉二代目、関東尾津組組長）や和田薫（内山二代目、和田組組長）らが会長を務めました。全盛期には構成員が2,000人から3,000人にも達し、広域団体の系列化時代までは日本最大の的屋組織として知られていました。特に、山田春雄（通称「浅草の山春」）を祖とする山春は、その名を知られていました。

2001年頃、飯島宗家八代目の西川冠士が会長に就任すると、組織名を八代目飯島会と改称しました。同時に、直若制度を導入し、それまでの連合体としての形態から、ピラミッド型の組織へと再編されました。

2004年2月には、五代目山口組三代目山健組（組長：桑田兼吉）との間で抗争事件が発生しました。

2018年には、八代目会長の西川冠士が死去し、松橋稔が九代目を継承しました。

2021年11月、九代目会長の松橋稔が引退し、吉村純輔が十代目を継承するとともに、組織名称が飯島会から飯島連合会へと変更されました。

歴代会長

初代 - 飯島 源次郎
二代目 - 飯島 鶴太郎
三代目 - 森高 敏
四代目 - 児玉 源太郎
五代目 - 内田悦次
六代目 - 橘 憲司
七代目 - 三上弘
八代目 - 西川冠士
九代目 - 松橋 稔
十代目 - 吉村純輔

最高幹部

現在の十代目飯島連合会の幹部構成は以下の通りです。

会　長 - 吉村純輔
顧　問 - 青木一郎（倉持四代目）
顧　問 - 木下主税（木下一家組長）
顧　問 - 太田五郎（渡辺四代目本部長）
理事長 - 上野豊明（小宮山五代目）
幹事長 - 松尾輝雄
統括委員長 - 三輪昌美
風紀委員長 - 高倉正義
総務委員長 - 橋本 博
慶弔委員長 - 原田 稔
事務局長 - 山本一夫
相談役 - 小松秋吉

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