香南警察署

香南警察署について

香南警察署（こうなんけいさつしょ）は、高知県警察の一部として香南市全域を管轄していた警察署です。この署は、2016年の4月1日に南国警察署と統合されましたが、設立から140年以上にわたる歴史を持っています。

所在地と沿革

香南警察署の所在地は高知県香南市赤岡町1375番地です。香南市は、高知県の南部に位置しています。警察署の歴史は1876年（明治9年）にさかのぼり、当初は高知県庁の第四課に属する第三警察出張所として設置されました。その後、1876年12月には赤岡警察出張所に改称され、さらに1877年2月には赤岡警察署へと昇格しました。

1948年には、高知県警察部から国家地方警察の高知県本部に移管され、香長地区警察署赤岡町警部補派出所に降格しましたが、1951年10月には香南地区警察署として再び昇格しました。
1952年には赤岡地区警察署に改名し、1954年には高知県警察に再度移管され、赤岡警察署に改称されました。

しかし、2016年の統合により、香南警察署としての役目は終了しました。

組織と機能

香南警察署にはいくつかの主要な課が存在していました。これには、警務課、会計庶務課、生活安全課、地域課、刑事課、交通課、警備課が含まれます。一方、交番は設置されていませんでしたが、いくつかの駐在所が市内に設置されていました。具体的には、夜須駐在所をはじめ、下分駐在所、吉川駐在所、のいち駐在所があり、それぞれ香南市内の異なる地域を担当していました。

周辺施設

香南警察署の周辺には多くの公共施設が存在しており、例えば香南市赤岡支所や赤岡郵便局、香南市立赤岡小学校、香南市立赤岡中学校、高知県立城山高等学校が近隣に位置していました。また、香宗川も付近を流れ、美しい自然環境が周囲に広がっています。

アクセス情報

香南警察署には、さまざまな公共交通機関でアクセスすることが可能でした。土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線のあかおか駅から北に500メートルほどの距離に位置しています。また、とさでん交通バスや香南市営バスの香南警察署前停留所も利用でき、国道55号沿いに立地しているため、交通の便も非常に良い場所にありました。

このように、香南警察署は長い歴史を持ち、地域の安全を守る重要な役割を果たしてきましたが、統合によりその役目を終えました。

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