香川県道29号寒霞渓公園線

香川県道29号寒霞渓公園線は、小豆島を代表する景勝地である寒霞渓と、内海湾沿いの草壁地区を結ぶ主要地方道です。起点は小豆島町神懸通で、終点は草壁本町交差点です。

この道路は、寒霞渓ロープウェイや星ケ城山へのアクセス道として、観光客や登山客に利用されています。特に、寒霞渓を巡る「寒霞渓ブルーライン」の区間は、美しい瀬戸内海の眺望が楽しめる人気のドライブコースです。

寒霞渓ブルーラインは、1967年に旧日本[[道路公団]]によって建設が開始され、有料[[道路]]として開通しました。その後、1981年に無料開放され、香川県に移管されました。路線名に「公園」と入っているのは、寒霞渓が瀬戸内海国立公園に属しているためです。

寒霞渓は、火山活動によって形成された渓谷で、日本三大渓谷美、日本三大奇勝の一つに数えられています。寒霞渓ブルーラインは山岳道路のため、急勾配のカーブが連続するワインディングロードとなっていますが、その分、瀬戸内海の絶景を存分に楽しむことができます。また、沿線には展望台も設けられており、内海湾や播磨灘、讃岐山脈などを一望できます。さらに、寒霞渓ロープウェイ山頂駅付近からは、小豆島スカイラインへアクセスすることも可能です。

この道路は、1993年に主要地方道に指定され、観光だけでなく、地元の人々の生活にも欠かせない重要な道路となっています。1987年には、「日本の道100選」にも選ばれており、その景観の美しさは広く認められています。

路線データ

起点：小豆郡小豆島町神懸通（香川県道27号土庄神懸線終点）
終点：小豆郡小豆島町草壁本町（小豆島町草壁本町交差点、国道436号交点）

歴史

1993年（平成5年）5月11日：建設省から、県道寒霞渓公園線が主要地方道に指定

路線状況

別名：寒霞渓ブルーライン（寒霞渓道路）

地理

小豆島は瀬戸内海国立公園の中にあり、寒霞渓は日本三大渓谷美、日本三大奇勝のひとつ
山岳道路のため急勾配のワインディングロード
全線にわたって瀬戸内海を眺望可能

通過する自治体

小豆郡小豆島町
小豆郡土庄町
小豆郡小豆島町

沿線施設

寒霞渓ロープウェイ
内海ダム
* 草壁港フェリーターミナル

この道路は、美しい景色を楽しみながらドライブができるだけでなく、小豆島の観光スポットを結ぶ重要な役割を果たしています。

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