駐日ギリシャ大使館

駐日ギリシャ大使館について

駐日ギリシャ大使館は、ギリシャが日本の首都である東京に設置している大使館です。ギリシャと日本の外交関係は、1899年の日希修好通商航海条約の締結によって正式に始まりました。ここでは、その歴史や活動について詳しく解説します。

歴史

国交樹立から第二次世界大戦まで

1899年6月、日本とギリシャ王国の間で日希修好通商航海条約が締結され、正式な国交が始まりました。第一次世界大戦末期の1918年3月7日には、東京に駐日ギリシャ王国公使館が開館しましたが、1923年2月9日に一旦閉鎖されました。

戦間期末期の1939年3月28日、東京のギリシャ王国公使館が再開しました。第二次世界大戦勃発直前の困難な時期に、アサナシオス・G・ポリティス公使が日本に赴任し、極東におけるギリシャ王国の対枢軸国外交を担いました。

第二次世界大戦とその影響

1941年4月6日、ドイツ軍がイタリア王国側で参戦し、同年4月30日までに枢軸国がギリシャ本土を占領しました。同年12月7日、ギリシャ亡命政府が日本に対して国交断絶を宣言しましたが、東京の公使館が公的に閉鎖されたのは第二次大戦終結から約半年後の1946年3月9日でした。

戦後の再開と大使館への昇格

1952年4月28日、サンフランシスコ平和条約の発効により日本が独立し、ギリシャ王国も同条約締結国の一国となりました。1953年5月19日、ギリシャ王国がサンフランシスコ平和条約を批准したことにより、日本との外交関係が再開しました。

1959年8月25日、東京のギリシャ王国公使館が再開し、翌1960年10月18日には大使館に昇格しました。

軍事政権とその後

1967年4月21日、ゲオルギオス・パパドプロス率いる軍事クーデターによりギリシャ王国が崩壊し、軍事政権が樹立されました。しかし、この政変は日本との国交を阻害するものではなく、同年9月18日には、新たに任命されたディミトリス・アヴラミディス大使が昭和天皇に信任状を捧呈し、大使館は維持されました。

1974年7月24日にギリシャで軍事政権が崩壊し、共和制に移行しました。以来、大使館は両国間の重要な外交拠点として機能し続けています。

所在地

駐日ギリシャ大使館は東京都に位置しています。

大使

2024年5月23日より、ニコラオス・アルギロスが特命全権大使を務めています。

著名な在勤者

過去には、ゲオルギオス・パルテニウが上海総領事として在勤していました。

関連項目

日本とギリシャの関係
在ギリシャ日本国大使館

外部リンク

駐日ギリシャ大使館
駐日ギリシャ大使館 (ギリシア語)
駐日ギリシャ大使館 (英語)
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* 駐日ギリシャ大使館 - Instagram

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