高島毅

高島 毅について

高島 毅（たかしま つよし、1986年5月29日生まれ）は、大阪府大阪市の出身で、元プロ野球選手として内野手のポジションで知られています。現役引退後は株式会社タカシマホールディングスの専務取締役として活動しています。

経歴

高島は大阪桐蔭高等学校に在籍していた頃からその名が知られるようになりました。特に3年生の春には第76回選抜高等学校野球大会に出場し、強豪の東北高校（当時はダルビッシュ有が在籍）との試合で2-3と僅差で敗退しました。また、夏の大阪府予選ではPL学園高校と対峙し、試合は引き分けの後再試合となりましたが、最終的に7-13で敗北し、準優勝に終わりました。

高校卒業後、高島は青山学院大学に進学。大学時代には、3年生の秋に開催された東都大学野球リーグ戦で二塁手としてベストナインに選出され、4年次には小窪哲也に代わって主将を務めることとなります。秋季リーグでは首位打者にも輝き、さらにはベストナインも獲得しました。2008年には世界大学野球選手権の日本代表主将としても選ばれるなど、その実績を積み重ねていきました。

その後、2008年10月30日のプロ野球ドラフト会議でオリックス・バファローズに4位指名を受け、プロの道を歩むことになります。しかし、プロ入り後の2009年から2011年まで一軍公式戦には出場できず、二軍でも打率が2割台前半に留まる状況が続きました。その結果、2011年10月に戦力外通告を受け、12月には自由契約となりました。

引退後は、2013年にアメリカに渡るも、ウィンターリーグやアトランティックリーグでプレーしたが、解雇されてしまいました。埼玉西武ライオンズの秋季キャンプに参加するも不合格となり、同年末には自身のFacebookを通じて現役引退を発表しました。引退後は大阪市内の不動産会社に就職し、その後、株式会社タカシマホールディングスを立ち上げました。

選手としての特徴

守備

高島は内野全般を守ることができるユーティリティ的なプレイヤーであり、その守備は堅実であると評価されています。確実な送球と強い地肩を持ち、プロでは主に遊撃手として指名されましたが、大学では二塁手や三塁手としてもプレーしました。

打撃

バッティングにおいては、どこに投げられても対応できる広い打撃範囲を持ち、安定した出塁率を誇る選手でした。四球を多く選び、出塁率の面でも高い数字を残しています。

プロとしての成績

高島のプロ在籍期間中、一軍公式戦での出場はありませんでしたが、ウエスタン・リーグでの通算成績は199試合出場、92安打、1本塁打、46打点、2盗塁、打率は.215というものでした。

人物

高島は大阪出身であり、幼少期からオリックスファンでした。彼の憧れの選手は清原和博でした。父親は1990年の空手ワールドカップにおいて組手の部で世界3位となっており、母親も空手のワールドカップで形の部で連覇を果たした経歴を持つ空手家です。野球に親しませたのは、父が夢を託して息子に野球をやらせたことからでした。彼の座右の銘は「一意専心」です。

背番号

• - 38 （2009年 - 2011年）
• - 9 （2013年）

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