高木真備

高木真備（たかぎ まきび）

1994年8月17日生まれ、岡山県真備町（現・倉敷市真備町）出身、東京都町田市育ちの元女子競輪選手。

プロフィール

生年月日: 1994年8月17日
出身地: 岡山県真備町（現・倉敷市真備町）
育ち: 東京都町田市
所属: 元日本競輪選手会東京支部
ホームバンク: 京王閣競輪場
師匠: 笠原一人（50期）
競輪学校: 第106期生

幼少期を岡山で過ごし、その地名にちなんで「真備」と名付けられた。中学・高校時代はハンドボールに打ち込み、ジュニアオリンピックカップで3位入賞を果たした。高校卒業後、ガールズケイリンに魅力を感じ、競輪選手への道を志す。競輪学校では2位の成績を修め、2014年にプロデビュー。

競輪選手としての活躍

デビュー後は着実に力をつけ、2016年にはガールズケイリンコレクションで初優勝。2017年には同レースで連覇を達成し、年末のガールズグランプリでも3位入賞を果たした。しかし、2019年には体調不良や落車に見舞われ苦戦を強いられる。

2020年には、ガールズケイリンフェスティバルで完全優勝を飾り、ガールズケイリンコレクションでも優勝。デビューから6年6ヶ月で通算300勝を達成し、史上5人目の快挙となった。2021年には、ガールズグランプリで初優勝を果たし、賞金女王にも輝いた。この年、通算取得賞金も1億円を突破した。

主な獲得タイトルと記録

2016年：ガールズケイリンコレクション 松戸ステージ
2017年：ガールズケイリンコレクション いわき平ステージ・ガールズドリームレース
2020年：ガールズケイリンフェスティバル、ガールズケイリンコレクション 伊東温泉ステージ
2021年：オッズパーク杯ガールズグランプリ
年間賞金女王：2021年
通算300勝達成：2020年10月22日
通算取得賞金1億円突破：2021年7月18日

その他、非公認ながら400mバンクにおける上がりタイム日本人最高記録（11秒3）を樹立したこともある。

引退とその後

2022年4月、京王閣競輪場での優勝報告会で現役引退を表明。引退後は保護犬・保護猫活動に力を入れており、動物保護施設でのボランティア活動や、啓発活動を行っている。

競輪関連の仕事にも意欲的に取り組んでおり、解説やトークイベント、競輪中継のゲスト出演など、多岐にわたる活動を行っている。また、日本名輪会にも入会し、競輪界の発展にも貢献している。

人物

ファンからは「マキビーム」の愛称で親しまれている。この愛称は、実況アナウンサーが使い始めたことがきっかけで広まったとされる。競輪選手の高木隆弘とは血縁関係はないものの、指導を受けていた。また、声優としても活動し、テレビアニメ「リンカイ！」に出演している。

メディア出演

テレビアニメ「リンカイ！」（2024年）：高木マキビシ役
テレビ番組「痛快!明石家電視台」（2016年）
* テレビ番組「ガールズケイリン革命！ 初開催GIパールカップ」（2023年）：決勝戦中継解説



高木真備は、競輪選手としてだけでなく、社会貢献活動にも積極的に取り組む人物である。その活躍は多くの人々に感動と勇気を与え、競輪界に新たな風を吹き込んだと言えるだろう。

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