高槻駅

高槻駅：京都と大阪を繋ぐ、北摂の中核駅

高槻駅は、大阪府高槻市に位置する西日本旅客鉄道（JR西日本）東海道本線の駅です。JR京都線（愛称）の主要駅として、京都駅と新大阪駅を結ぶ重要な役割を担っており、特に新快速停車駅であることが大きな特徴です。

アクセスの良さ

高槻駅は、京都駅と新大阪駅のほぼ中間に位置し、両駅へ約15分前後でアクセスできる利便性の高さが魅力です。2016年の駅改良工事により新快速専用のホームが設置され、特急「はるか」や「サンダーバード」の一部も停車するようになり、長距離移動の利便性も向上しました。

利用客数の多さ

高槻市は人口約35万人の中核市ですが、市内には高槻駅を含めてわずか5つの駅しかありません。加えて、市内を走るバス路線の多くが高槻駅前に集中しているため、高槻駅は非常に多くの乗降客数を誇ります。JR西日本の単独駅としては、乗車人員が5万人を超える唯一の駅であり、関西圏内の政令指定都市以外では最高の乗車人員を記録しています。近隣の阪急高槻市駅と合わせ、JR線と阪急線を乗り継ぐ利用客も多いです。

駅構造と改良工事

高槻駅は、島式ホーム2面4線と単式ホーム2面2線、計6線の地上駅です。駅改良工事によって、新快速専用のホーム（1・6番のりば）が新設され、これに伴い、ホーム柵の種類も3種類（昇降式ロープ柵、可動式ホーム柵、二重引き戸式ホームドア）が採用されるという珍しい駅となりました。全てのホームにホーム柵が設置され、安全性の向上にも貢献しています。また、橋上駅舎には中央口と西口改札があり、2016年の改良工事で新設された1・6番のりば専用のきた西口・みなみ西口も設置されました。

歴史

高槻駅の開業は1876年まで遡ります。当初は大阪駅と向日町駅間の中間駅として開業し、その後京都駅まで延伸されました。大阪と京都を結ぶ鉄道建設において、高槻城の石垣が石材として利用されたという歴史的な背景も持っています。以来、時代とともに発展を続け、1997年には自動改札機が設置され、2003年にはICOCAが導入されるなど、利用者の利便性向上に向けた取り組みが継続されています。

ダイヤ

日中時間帯は、1時間に新快速4本、快速4本（京都方面行きは当駅から普通）、普通電車8本が停車します。昼間の快速電車は、上りは瀬田駅または栗東駅まで、下りは舞子駅まで先着運転されます。普通電車は、当駅始発・終着の便も多く運行され、多くの列車が新快速・快速と接続しています。また、特急「はるか」と「サンダーバード」の一部も停車します。

駅周辺

高槻駅周辺は、百貨店や大型商業施設、高層マンションなどが立ち並び、北大阪地区有数の商業集積地となっています。駅周辺には、高槻市の中心市街地が広がり、活気に満ちたエリアです。阪急の高槻市駅へも徒歩圏内に位置し、両駅周辺には商店街が賑わいを見せています。

バス路線

高槻駅には、高槻市営バスを中心に多くのバス路線が乗り入れています。名神高速道路の高槻バスストップも近く、高速バスも利用可能です。北口と南口にバスターミナルがあり、市内各地へのアクセスも容易です。

隣の駅

高槻駅の隣の駅は、上り方向が京都駅、下り方向が島本駅です。新快速、快速、普通列車が停車し、周辺地域や主要都市へのアクセスを支えています。

まとめ

高槻駅は、優れたアクセス性と充実した設備、そして活気ある周辺環境を備えた、北摂の中核駅です。歴史と現代が融合したこの駅は、これからも地域社会の発展に貢献していくことでしょう。

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