高橋基子

高橋基子：画家からラジオパーソナリティ、そして女優へ

高橋基子さんは、画家を志した過去を持つ、日本のタレント、元ディスクジョッキーです。愛称は「モコ」。兵庫県西宮市生まれで、幼少期から絵画と音楽の才能を開花させ、将来は画家になることを夢見ていました。クリスチャン家庭で育ち、小学校5年生の時には家族で愛媛県松山市へ転居。松山東雲中学校・高等学校を経て、多摩[[美術大学]]油絵科を卒業しています。高校時代は美術部に所属し、県展で入賞するなど、絵画への情熱を燃やしていました。

大学卒業後は、かねてからの夢であったアメリカへの渡航を実現。ラスベガス、サンフランシスコで美術を学びながら、新たな人生の道を探求します。そんな中、多摩[[美術大学]]の同級生であるイラストレーター大橋歩さんとの繋がりから、平凡出版（現・マガジンハウス）社長への紹介を受け、芸能界入りすることになります。きっかけは、『ザ・パンチ・パンチ・パンチ』（ニッポン放送）のパンチガールオーディションへの参加でした。川口まさみさん、シリア・ポールさんと共に初代パンチガールに選ばれ、「モコ・ビーバー・オリーブ」としてグループで活動を開始。レコードデビューも果たし、人気を博します。高橋さんは、芸能活動のキャリアが既にあった川口さんとシリアさんに感謝の思いを述べています。

グループ活動後も、ソロでレコードリリースやラジオパーソナリティとして活躍を続けます。ラジオではNHK-FMの『マイ・ラブリー・ポップス』や『ニューサウンズスペシャル』、ニッポン放送の『青春ホットライン』など数々の番組に出演。テレビでもバラエティ番組、ドラマ、映画と幅広く活躍しました。出演番組には、バラエティ番組『11PM』（読売テレビ）、『オールナイトフジ』（フジテレビ）、ドラマ『くるくるくるり』（日本テレビ）、映画『男はつらいよ』シリーズなど、錚々たるタイトルが名を連ねています。

プライベートでは、FM東京のディレクターと結婚。番組共演がきっかけで知り合ったそうです。夫の転勤に伴い広島に移住した時期もあり、広島FMでもパーソナリティを務めていました。

高橋さんのキャリアは、画家という夢から始まった意外な転身劇であり、その多才さ、そして持ち前の明るさで、ラジオ、テレビ、映画とジャンルを超えて活躍した、稀有な存在と言えるでしょう。彼女の活動は、多くのリスナーや視聴者の心に、今も鮮やかな記憶として残っているはずです。

主な出演番組

ラジオ
マイ・ラブリー・ポップス（NHK-FM）
ニューサウンズスペシャル（NHK-FM）
ザ・パンチ・パンチ・パンチ（ニッポン放送）
青春ホットライン（ニッポン放送）
ばつぐんジョッキー（CBCラジオ）
ヤクルト・ミニミニ・コンサート（ABCラジオ）
歌謡バラエティ（FM東京）
マクセル・ユア・ポップス（FM東京）
ビクター・ミュージック・プラザ（FM東京）
アフタヌーン・ライブステーションgogoja（広島FM）

テレビ
11PM（読売テレビ）
オールナイトフジ（フジテレビ）
家族でハッスル歌合戦（フジテレビ）
ぎんざNOW！（TBS）
23時ショー（テレビ朝日）
スターどっきり㊙報告（フジテレビ）
奥さま2時です（東京12チャンネル）
くるくるくるり（日本テレビ）
なつかしき海の歌（TBS）
ガラスの知恵の輪（MBS・TBS系）
夫婦生活（TBS）

映画
男はつらいよ 柴又慕情（松竹）
男はつらいよ 寅次郎恋やつれ（松竹）
男はつらいよ 寅次郎紙風船（松竹）
こいのわ婚活クルージング（KADOKAWA）

音楽作品
モコ・ビーバー・オリーブ（シングル、アルバム）
* ソロシングル『ビビビのビ』など

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