高橋寛

高橋寛（たかはし ひろし）

プロフィール

生年月日：1951年12月20日
没年月日：2025年2月10日
出身地：島根県
ポジション：捕手
経歴：江津工高 - 松下電器 - ヤクルトスワローズ

来歴

高橋寛は、島根県出身の元プロ野球選手であり、引退後はヤクルトスワローズで長年にわたりコーチを務めました。江津工高時代には、2年生エースの三沢淳とバッテリーを組み、1969年の夏の西中国大会準決勝に進出しましたが、宇部商に敗れ、甲子園への出場は叶いませんでした。高校卒業後は松下電器に入社し、同郷の福間納や山口高志といった名投手たちとバッテリーを組み、社会人野球で活躍しました。

1973年のドラフト会議で阪神タイガースから5位指名を受けましたが、入団には至りませんでした。その後、1976年のドラフト会議でヤクルトスワローズから5位指名を受け、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。

1977年に一軍デビューを果たし、1978年には7試合でマスクを被りましたが、当時のヤクルトには大矢明彦や八重樫幸雄といった実績のある捕手がいたため、レギュラーポジションを獲得するには至りませんでした。1981年以降は出場機会が減少し、ブルペン捕手としての役割を担うようになり、1984年シーズン限りで選手登録を抹消されました。

引退後もヤクルト球団に残り、ブルペン捕手、チームスタッフ、一軍バッテリーコーチ補佐、一軍バッテリーコーチ、一軍ブルペンコーチ、二軍育成コーチ、二軍バッテリーコーチなど、様々な役職を歴任し、チームを支え続けました。特に、ブルペン捕手としては長年にわたりチームに貢献し、多くの選手から信頼されていました。

2025年2月10日、白血病による直腸潰瘍のため逝去されました。73歳でした。

詳細情報

初出場：1977年7月20日、対大洋ホエールズ13回戦（川崎球場）
初打席：1977年8月6日、対広島東洋カープ17回戦（神宮球場）
初先発出場：1978年5月28日、対広島東洋カープ11回戦（広島市民球場）

背番号

31（1977年 - 1982年）
65（1983年 - 1987年）
91（1988年）
97（1988年途中 - 2010年）

高橋寛は、選手としては目立った成績を残すことはできませんでしたが、引退後長きにわたりヤクルトスワローズを裏方として支え、チームに貢献しました。その功績は決して忘れられることはないでしょう。

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