高橋慶太郎

高橋慶太郎

高橋慶太郎（たかはし けいたろう、1978年 - ）は、神奈川県出身の日本の漫画家、イラストレーターです。多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科を中退しています。

経歴

1999年、投稿作品『Ordinary±』が講談社のアフタヌーン四季賞に準入選し、『アフタヌーンシーズン増刊』でデビューを果たしました。同作はその後『月刊アフタヌーン』で連載されましたが、雑誌の休刊により中断。その後、小学館GXコミックスから単行本化されています。

『ヨルムンガンド』連載開始までの間は、東京ポンポン堂名義で同人活動を行ったり、集英社スーパーダッシュ文庫の小説『隣のドッペルさん』シリーズの挿絵を手がけたりしていました。

2006年、『月刊サンデージェネックス』にて、武器商人と傭兵たちの戦場を舞台にした物語『ヨルムンガンド』の連載を開始。同作品は高橋慶太郎にとって初の単行本化作品となり、2012年には連載を終え、全11巻で完結しました。また、同年にはテレビアニメ化もされています。

2012年4月から2016年4月にかけては、『月刊サンデージェネックス』にて、女子高生の殺し屋を主人公にしたガンアクション漫画『デストロ246』を連載しました。全7巻。

2017年1月からは、『月刊サンデージェネックス』にて、「箱」の御使いとあるじたちによるマネーバトルを描く『貧民、聖櫃、大富豪』を連載していましたが、2021年より休載となっています。

作風

高橋慶太郎の作風は、鋭角的でシャープな描線、効果的なベタの使用、そして銃器や兵器などの小道具の緻密な描写が特徴です。特にガンアクション作品においては、その描写のリアリティと迫力が評価されています。

主な作品

漫画

Ordinary±（『アフタヌーンシーズン増刊』2002年11号 - 14号）
Ordinary±梟-オウル-（『月刊アフタヌーン』2005年2月号、『月刊サンデーGX』2008年1月号付録冊子、再掲）
NIPPON TRIBUNE TRANSACTION（『コミックブレイドGUNZ』2004年Vol.2）
ヨルムンガンド（『月刊サンデーGX』2006年5月号 - 2012年2月号）
デストロ246（『月刊サンデーGX』2012年5月号 - 2016年5月号）
デストロ016（『月刊サンデーGX』2021年5月号 - ） - 『デストロ246』の前日譚。
貧民、聖櫃、大富豪（『月刊サンデーGX』（2017年1月号 - 2020年12月号（休載中））

イラスト

隣のドッペルさんシリーズ（著：砂浦俊一、挿絵担当）

ゲーム

Fate/Grand Order|Fate_Grand Order - 一部キャラクターデザイン

その他

自画像はトリ。
好物は鶏肉料理（公式サイトより）。
銃撃戦漫画を描くきっかけになったのは、伊藤明弘の『ベル☆スタア強盗団』と、木葉功一の『キリコ』。
「セリフは俳句だと思う」「8×3でフキダシに収めろと講談社時代に教えられた」という発言がある。（2006年12月のインタビューより）

外部リンク

1CL-M 高橋慶太郎 公式Blog
* 高橋慶太郎 (@KeitarouT) - X（旧Twitter）

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