高橋省子

高橋省子（石井省子）の卓球人生：世界を制した日本の名選手

高橋省子（旧姓：高橋、1955年または1956年生まれ）は、日本の卓球界を彩った名選手です。世界卓球選手権での金メダル獲得をはじめ、数々の輝かしい成績を収めました。

高校時代から才能を開花

栃木県立真岡女子高等学校在学中の1973年、高橋は全国高等学校卓球選手権大会でシングルスと女子ダブルスの二冠を達成。菅谷佳代とのペアで臨んだ女子ダブルスでは、圧倒的な強さを見せつけました。また、国民体育大会卓球競技では、高校の部で栃木県代表として優勝に貢献しました。

国際舞台での活躍

1974年には、テヘランで開催されたアジア競技大会卓球競技で団体銅メダルを獲得。枝野とみえ、大関行江らと共に、日本の卓球界を盛り上げました。翌年の国民体育大会では、一般の部で栃木県を優勝に導くなど、その実力は国内にとどまりませんでした。

世界選手権での金メダル

1975年、高橋のキャリアにおけるハイライトとも言える出来事が訪れます。カルカッタ（インド）で開催された第33回世界卓球選手権で、マリア・アレクサンドル（ルーマニア）とのペアで女子ダブルスに出場。準決勝でエルミラ・アントニアン / タチアナ・フェルドマン組（ソビエト連邦）を破り、決勝では林美群 / 朱香云組（中国）を3-1で下し、見事金メダルを獲得しました。この快挙は、日本の卓球史に深く刻まれています。また、枝野、大関、横田幸子とともに団体でも銅メダルを獲得し、世界ランキングは37位タイにランクインしました。

大学・社会人での活躍

専修大学に進学した高橋は、1977年の全日本大学対抗卓球大会でチームを優勝に導き、自身も敢闘賞を獲得。全日本卓球選手権大会では、中井万里子との女子ダブルスで準優勝を果たしました。第一勧業銀行に所属してからは、1979年の第35回世界卓球選手権団体で川東加代子、嶋内よし子、菅谷とともに銅メダルを獲得。全日本社会人卓球選手権では、川東とのペアで女子ダブルス優勝。さらに、全日本選手権でも川東とのペアで菅谷 / 塚本英子組を破り、女子ダブルス優勝を飾りました。

高橋省子は、その卓越した技術と精神力で、日本の卓球界に多大な貢献をしました。彼女の功績は、後進の選手たちに大きな影響を与え続けています。

主な戦績

全国高等学校卓球選手権大会 シングルス優勝、女子ダブルス優勝（1973年）
アジア競技大会 団体銅メダル（1974年）
世界卓球選手権 女子ダブルス金メダル、団体銅メダル（1975年）
全日本大学対抗卓球大会 優勝（1977年）
全日本卓球選手権 女子ダブルス準優勝（1977年）
全日本社会人卓球選手権 女子ダブルス優勝（1979年）
全日本卓球選手権 女子ダブルス優勝（1979年）

外部リンク

Takahashi Syoko - ITTF
* Takahashi Shoko – テーブルテニスガイド

もう一度検索