高田みづえ

高田みづえ（たかだ みづえ）

高田みづえは、1960年6月23日に鹿児島県で生まれた元歌手および元タレントで、相撲部屋の女将としても知られています。彼女は歌手としての才能を早くから発揮し、1977年にアイドル歌手としてデビュー。そのデビュー曲『硝子坂』は瞬く間にヒットし、以降も多数の人気曲を世に送り出しました。

来歴・人物

デビュー前

高田は1976年にフジテレビのオーディション番組『君こそスターだ!』で優勝し、そこで注目を浴びました。翌年の3月にシングル『硝子坂』でデビューし、そのキャッチフレーズ「超えてる16才」と同様に、彼女の魅力は瞬時に多くのファンを惹きつけました。彼女は小柄ながら、その歌声は力強く、表現力にあふれていました。デビュー年には数々の新人賞を受賞し、年末の『第28回NHK紅白歌合戦』にも初出場します。

アイドル歌手としての活動

デビュー後は、続々とヒット曲を生み出しました。重要なライブも定期的に開催し、1978年には大阪フェスティバルホールや東京渋谷公会堂で初コンサートを行いました。その後も、数々の音楽番組に出演し、彼女の存在は次第に多くの視聴者の心に刻まれていきました。しかし、1985年にお相手となる大相撲の力士、若嶋津六夫との婚約を発表すると共に、芸能界からの引退を決意します。これは多くのファンにとって衝撃的なニュースでした。

結婚と相撲部屋の女将として

彼女は1985年6月に結婚し、若嶋津六夫との新たな生活を始めました。結婚後は松ヶ根部屋の女将として、部屋の運営を行い、時にはメディアにも顔を出しました。彼女は相撲界でもその存在感を持ち続け、子供たちの母としても育児に励みました。特に、子どもたちが成長していく中で過去を振り返ることなく、新たな役割を果たすことを心がけました。

芸能活動の再開

引退後も高田は特別番組やイベントに時折登場し、自身の音楽キャリアを振り返る機会を持ちました。彼女は2007年のフジテレビの番組『Dのゲキジョー』で約20年ぶりにテレビ出演。2021年にはデビュー45周年記念として、全楽曲のストリーミング配信が開始され、その中には当時未CD化であった楽曲も含まれています。彼女の楽曲は、今なお多くの音楽ファンに愛されています。

現在と今後

2022年には夫である若嶋津が部屋経営から引退し、それに伴い彼女もおかみを引退しました。現在は主だった芸能活動は行っていないものの、今後の展望については未定のようです。高田みづえのキャリアは多岐にわたり、音楽や相撲の世界での彼女の足跡は決して色あせることはありません。彼女の音楽は時代を超えて多くの人々に愛され続けています。

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