高田橋 (二本松市)

高田橋（福島県二本松市）

高田橋は、福島県二本松市を流れる阿武隈川に架かる国道459号（小浜街道）の道路橋です。二本松市街地の東部に位置し、地域住民の生活を支える重要なインフラとなっています。

概要

全長：183 m
幅員：12.8 m
竣工：1989年（平成元年）
開通：1990年（平成2年）

現在の高田橋は、この地に架けられた永久橋としては2代目にあたります。1989年に竣工した全長183mの桁橋で、ゆったりとした幅員が特徴です。西詰は上竹2丁目、東詰は平石高田1丁目に位置し、東詰は福島県道73号二本松金屋線の起点である平石高田1丁目交差点となっています。

歴史

高田橋の歴史は古く、明治時代以降、木橋による架橋が行われてきました。しかし、阿武隈川の増水などにより、1906年8月（全長116 m、幅員3.3 m）、1907年12月（全長124 m、幅員3.3 m）、1911年7月（全長138 m、幅員3.8 m）と、流出と架け替えを繰り返す憂き目にあってきました。

その後、1939年にそれまでの木橋に代わり、永久橋として全長144 m、幅員5.5 mのゲルバー鈑桁橋に架け替えられました。この橋は、一般県道二本松浪江線の橋梁として供用されてきましたが、幅員が狭く、交通の円滑化を阻害していたこと、また老朽化が進んでいたことから、架け替えられることとなりました。

現在の高田橋は、1989年に従来の架橋位置よりも下流側に架け替えられたもので、1990年には周囲の取付道路部分を含む1.4 kmの新道区間が開通しました。旧橋は役目を終え、撤去されています。

周辺情報

高田橋周辺には、以下の施設があります。

平石高田工業団地
八幡神社
二本松バイパス

阿武隈川の橋梁

高田橋は、阿武隈川に架かる数多くの橋梁の一つです。周辺の橋は以下の通りです。

上流：菅田橋 - 舟形橋
* 下流：安達ヶ橋 - 第5阿武隈川橋梁

高田橋は、二本松市の交通を支える重要な橋梁として、今日も多くの人々に利用されています。

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