高針ジャンクション

高針ジャンクション(たかばりジャンクション)

高針ジャンクションは、[愛知県]]名古屋市名東区に位置する、名古屋第二環状自動車道]と[[名古屋高速2号東山線を接続するジャンクションです。

概要

名二環の掘割部と高架部の移行区間に設けられており、名古屋高速2号東山線は高架で直結しています。2号東山線と名古屋南JCT方面を結ぶランプウェイは、掘割部から勾配で接続し、植田IC出入口のレーンと合流します。

2号東山線から名二環へ直通する場合、料金体系の違いからNEXCOの料金所を通過します。逆に、名二環から2号東山線へ向かう場合は、高針入口の料金徴収を兼ねる高針料金所で通行料を支払います。

計画段階では、トイレ、コンビニエンスストア、駐車場などの設置案もありましたが、現在まで実現には至っていません。ただし、構造的な対応は考慮されています。

歴史

当初、2号東山線と名二環は高針で接続する予定はありませんでした。2号東山線は当初、愛知県道60号名古屋長久手線(広小路通)を経由して東名高速道路の名古屋ICに接続する計画でした。しかし、計画策定時期が公害問題が深刻化した時期と重なり、高速道路建設に対する市民の目が厳しくなったため、環境問題の観点からルート変更を余儀なくされました。その結果、東山公園を経由する高針直結ルートに変更され、名古屋環状2号線との接続部に高針ジャンクションが設置されました(ルート変更の詳細は名古屋高速2号東山線#歴史を参照)。

高針ジャンクションは、高度経済成長における産業優先の反省と、環境保全への意識の高まりの中で生まれたと言えるでしょう。

年表

昭和48年'>[1973年]1月19日: 高速1号の千種区千種本町(現・吹上東出入口付近)から名古屋ICに至る区間(広小路ルート)を都市計画決定
昭和51年'>[1976年]11月29日: 高針ルートへの変更案を名古屋環状2号が整備計画未決定との理由により一旦留保、併せて千種区鏡池通(四谷出入口) - 名古屋IC間の廃止を都市計画決定。
1982年(昭和57年)3月1日: 環状2号専用部は近畿自動車道名古屋関線(現・近畿自動車道名古屋亀山線)として、名古屋西JCT - 名古屋IC間の整備計画決定
[1991年]8月28日: 千種区鏡池通終点から名東区猪高町(高針JCT)まで区間延伸する都市計画決定
[1998年]12月25日: 近畿自動車道名古屋関線(現・近畿自動車道名古屋亀山線)として、名古屋南JCT - 上社JCT間の整備計画決定。
[2003年]名古屋第二環状自動車道'>[3月29日]]: 東名阪自動車道]上社JCT - 当JCTおよび、[[名古屋高速2号東山線 四谷出入口間開通に伴い供用開始
2011年(平成23年)3月20日: 名古屋第二環状自動車道 名古屋南JCT - 当JCT間開通

隣

C2 名古屋第二環状自動車道
(3) 植田IC - (4) 高針JCT - (5) 上社南IC - (5-1) 上社JCT
名古屋高速2号東山線
(205,215) 四谷出入口 - 高針TB - (206,216) 高針出入口 - (4) 高針JCT

料金所

レーン運用は、時間帯やメンテナンスなどの事情により変更される場合があります。

名二環から名古屋高速へ連絡する際の料金所は「高針料金所(高針本線集約料金所)」を参照。

名二環入口

レーン数: 4
ETC専用: 1
一般: 1
休止: 2

施設外観

[施設外観の画像] (画像は省略)

脚注

注釈

(注釈は省略)

出典

(出典は省略)

参考文献

日本道路公団名古屋建設局 名古屋工事事務所『近畿(東名阪)自動車道 清洲東・名古屋西間工事誌』1992年。
イカロス出版『東名高速道路をゆく』〈イカロスMOOK〉2011年。ISBN 978-4-86320-484-3。
愛知国道事務所『名古屋環状2号線 東部・東南部』2012年。
名古屋高速道路公社四十年史編集委員会『名古屋高速道路公社四十年史』2012年。
名古屋高速道路公社、『名古屋高速道路案内地図(Access Guide Map)』

関連項目

日本のインターチェンジ一覧 た行
本線料金所

外部リンク

* 名古屋高速道路公社のウェブサイトへのリンク'>名古屋高速道路公社

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