鬼押ハイウェー

鬼押ハイウェー

鬼押ハイウェーは、長野県北佐久郡軽井沢町から群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原に至る、西武リアルティソリューションズが管理運営する有料[[道路]]です。この道路は、浅間山の麓を縦走し、美しい自然景観を満喫できるドライブコースとして、多くの人々に親しまれています。

概要

鬼押ハイウェーは、西武グループによって開発され、かつてはコクドが経営していました。1933年8月1日に供用が開始され、上信越高原国立公園のほぼ中央を走る、全長約60kmの浅間-白根火山ルートの一部を構成しています。このうち、峰の茶屋（軽井沢町）から鬼押出しを経て鎌原（嬬恋村）までの約16kmの区間が鬼押ハイウェーと呼ばれています。道路の名前は、ルート上にある鬼押出し園に由来しています。

24時間営業で、軽井沢区間（峰の茶屋料金所～鬼押出し）と鎌原区間（鬼押出し～鎌原料金所）でそれぞれ通行料金が徴収されます。冬季閉鎖はありません。道路は整備が行き届いており、快適なドライブが楽しめますが、浅間山は活火山であるため、噴火活動によっては通行規制が行われることがあります。

また、この道路は自動車専用[[道路]]であり、歩行者や自転車、50cc以下の原動機付自転車、125cc以下の自動二輪車は通行できません。日本における有料[[道路]]・自動車専用[[道路]]の先駆けとして、神奈川県の「大船-江の島自動車専用[[道路]]」や兵庫県の「宝塚-尼崎自動車専用[[道路]]」などと並び、歴史的に重要な存在です。

区間概要

鬼押ハイウェーの主な区間は以下の通りです。

起点（国道146号合流）
峠の茶屋
峠の茶屋料金所
六里ヶ原休憩所（冬季休業）
鬼押出し園
鬼押出し料金所
鎌原料金所
嬬恋村鎌原地内終点

鬼押出し料金所が設置されて以降、鎌原料金所では通行料金を徴収していません。2011年4月1日には、末端区間1.4kmが嬬恋村に移管され、嬬恋村道となりました。

地理

鬼押ハイウェーは、長い直線路を基調とした線形を持ち、鬼押出し園で「くの字」に曲がっています。道路は、浅間山の北東麓を、長野県軽井沢町の北側と群馬県嬬恋村の東部を結んでいます。軽井沢側から入ると、峠の茶屋料金所から約2kmは樹木の中を抜ける直線路が続き、六里ヶ原休憩所周辺からは、浅間山の雄大な姿を望むことができます。中間地点には、浅間火山博物館が併設された鬼押出し園があり、1783年の浅間山噴火で形成された溶岩流の凝結岩である鬼押出しが、道路のすぐそばまで迫っています。鬼押出し周辺は視界が開けており、360度のパノラマを楽しむことができます。鬼押出し園から嬬恋村の中心部にかけては、別荘地や樹林帯、観光施設などが点在しています。

鬼押ハイウェーは、浅間山の自然を間近に感じながら、快適なドライブを楽しめる魅力的な道路です。周辺の観光スポットと合わせて、訪れてみてはいかがでしょうか。

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