魚が出てきた日

映画『魚が出てきた日』について

『魚が出てきた日』（原題：The Day the Fish Came Out）は、1967年に公開されたギリシャとイギリスの合作映画です。マイケル・カコヤニスが監督・製作・脚本・衣装デザインを手掛けた作品で、トム・コートネイなどが出演しています。この映画は、前年に起きたパロマレス米軍機墜落事故を背景に、核兵器を巡る騒動をコミカルに描いています。映画の冒頭では、この事故について言及されています。

あらすじ

物語の舞台は、エーゲ海に浮かぶ小さな島、カロス島です。特に観光資源もない平凡な島に、ある日、1機の飛行機が不時着します。乗っていた2人のパイロットは無事でしたが、彼らの機には2つの核爆弾と放射性物質入りの金属ケースが積まれていました。不時着の直前に、これらの危険物は島の近くに投棄されていたのです。

パイロットたちは、爆弾輸送が極秘任務であるため、素性を明かすことができません。一方、島民たちは「変な男たちが来た」と不審に思います。そんな中、軍は核爆弾と金属ケースを回収するため、観光開発業者を装って島に上陸します。軍は、ホテル建設予定地という名目で落下地点を捜索しますが、金属ケースだけは見つかりません。

さらに、ホテルの予定地から古代ギリシア時代の彫刻が発見されたことで、島は観光地として注目を集め始めます。島民たちは、ホテルやレストランに業種を変え、観光ブームに乗ろうとしますが、一方、島の片隅では、牧場を営む農夫が謎の金属ケースを見つけていました。彼はそれを宝物だと信じ、ケースを開けようと様々な試みをします。

この映画は、核兵器の危険性と、それを取り巻く人々の滑稽な行動を風刺的に描いています。

キャスト

トム・コートネイ

スタッフ

監督・製作・脚本：マイケル・カコヤニス
撮影：ウォルター・ラサリー
音楽：ミキス・テオドラキス

外部リンク

魚が出てきた日 - allcinema
魚が出てきた日 - KINENOTE
The Day the Fish Came Out - オールムービー（英語）
The Day the Fish Came Out - IMDb（英語）
* The Day the Fish Came Out - Rotten Tomatoes（英語）

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