鮎の瀬大橋

鮎の瀬大橋について

鮎の瀬大橋は、熊本県上益城郡山都町に位置する、緑川農免農道の一部を担う橋です。この橋は、緑川によって深く侵食されたU字谷である緑川渓谷に架けられており、その美しい景観とデザイン性の高さから、地域のシンボルとなっています。

概要

鮎の瀬大橋は、斜張[[橋]]という構造形式を採用しており、くまもとアートポリス構想に基づいて設計されました。この構想は、公共建築物やインフラ施設にデザイン性を導入することで、地域文化の向上と観光振興を目指すものです。鮎の瀬大橋もその一環として、機能性と美観の両立が図られています。

橋が建設される以前は、緑川渓谷を渡るためには下流の内大臣橋まで大きく迂回する必要があり、地域住民や観光客にとって交通の便が非常に悪い状況でした。鮎の瀬大橋の完成によって、この不便さが解消され、交通アクセスが大幅に改善しました。橋のたもとには、地元の特産品を販売する「鮎の瀬交流館」が併設されており、観光バスも立ち寄る観光スポットとなっています。冬季を除く期間は、多くの観光客で賑わいを見せています。

また、山都町にある観光名所の一つである鵜の子滝の展望所からも、鮎の瀬大橋の美しい姿を眺めることができます。

構造

鮎の瀬大橋の主な構造に関する情報は以下の通りです。

位置: 熊本県上益城郡山都町
構造形式: 3径間連続PC斜張[[橋]]
橋長: 390メートル
架設方法: 張出し架設工法
竣工年: 1999年（平成11年）

この橋は、その美しいデザインと周囲の景観との調和から、土木学会デザイン賞最優秀賞を受賞しています。

周辺情報

鮎の瀬大橋周辺には、鮎の瀬交流館をはじめとする観光スポットがあり、多くの観光客が訪れます。また、緑川渓谷の美しい自然景観は、四季折々の変化を楽しむことができます。橋自体が景観の一部として溶け込んでいるため、ドライブやツーリングの途中に立ち寄るのもおすすめです。

まとめ

鮎の瀬大橋は、交通インフラとしての役割だけでなく、地域振興や観光振興にも貢献している重要な施設です。美しいデザインと周辺の自然環境が調和したこの橋は、訪れる人々に感動と癒しを与えてくれます。

関連情報

くまもとアートポリス: 熊本県が推進する、デザイン性の高い公共事業の取り組み。
大野美代子: 鮎の瀬大橋の設計に携わった建築家の一人。

外部リンク

土木学会デザイン賞 最優秀賞
鮎の瀬大橋・鮎の瀬交流館 - 熊本県庁
山都町の風景 鮎の瀬大橋（写真）
＃33 鮎の瀬大橋｜九州｜橋ガール｜三井住友建設
鮎の瀬大橋の設計 - （三井住友建設） (PDF)

もう一度検索