鯖江駅

鯖江駅について

鯖江駅（さばええき）は福井県鯖江市の日の出町にあり、ハピラインふくい線の駅として地域の交通の要所となっています。この駅は福井県嶺北地方の中心に位置し、事務管コードは▲541426です。元々は西日本旅客鉄道（JR西日本）の駅で、特急列車「しらさぎ」や「サンダーバード」の停車駅であったため、多くの乗客が利用していました。

歴史の沿革

鯖江駅は1896年7月15日に開業され、当初は官設鉄道の一般駅として機能していました。1909年以降は北陸本線の駅となり、1975年には貨物取扱を廃止し旅客駅としての役割が強まりました。1987年の国鉄分割民営化以降はJR西日本の駅となり、2003年からは特急「しらさぎ」が当駅に全日停車するようになりました。

その後、様々な改良が施され、2018年にはICカード「ICOCA」が導入され、利便性が向上しました。2024年にはハピラインふくいの駅として新しい段階を迎えることになります。

駅構造

鯖江駅は地上駅で、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を有し、合計3つの乗り場があります。駅舎はコンクリート製の2階建てで、出入口は西側に一カ所のみ設置されています。駅内部にはみどりの窓口や簡易改札機、待合室などが備わっており、駅周辺には観光案内所や交番もあります。

また、かつては構内にセブン-イレブンが存在していましたが、2024年に閉店し、改装を経て2025年にはファミリーマートがオープンする予定です。このように、駅周辺は日々の生活に役立つ施設が充実しています。

利用状況と周辺の魅力

2019年度のデータによれば、鯖江駅の1日平均乗車人員は2,313人にのぼります。特に、近隣のサンドーム福井でコンサートなどが開催される際には、駅舎が混雑し、臨時列車の運行や入場制限が行われることもあります。

駅周辺は「メガネストリート」と呼ばれ、その名の通り眼鏡に関する施設が多く点在しています。駅の西側には王山古墳群や福井県立鯖江高等学校、ホテルなどがあり、文化的な要素もたくさんあります。駅の東側にはめがねミュージアムやめがね会館があり、観光客にも人気のスポットです。

鯖江駅の特徴

また、鯖江駅ではマリンバによるオリジナル曲が発車メロディとして使用されており、地域の名産品であるマリンバの魅力を感じられます。2000年から2017年にかけては、接近メロディには有名な映画音楽が使われていましたが、現在は地元にちなんだメロディが流れています。

このように、鯖江駅は単なる交通の拠点ではなく、地域の文化や生活に深く根ざした重要な施設であると言えるでしょう。

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