鰂魚涌駅

鰂魚涌駅（Quarry Bay Station）

鰂魚涌駅は、香港の主要な交通機関である香港鉄路（MTR）の駅の一つで、香港島東区の鰂魚涌に位置しています。この駅は、港島線と将軍澳線の2つの路線が乗り入れる重要な乗り換え拠点となっています。

歴史

鰂魚涌駅は、MTRネットワークの拡大とともに発展してきました。その歴史は以下の通りです。

1985年5月31日：港島線の開業に伴い、鰂魚涌駅が開業しました。この時、港島線は香港島北部を東西に結ぶ主要な路線として機能し始めました。
1989年8月6日：観塘線が観塘駅から鰂魚涌駅まで延伸され、当駅が観塘線の終点となりました。これにより、鰂魚涌駅は異なる路線間の乗り換え駅としての役割を担うようになりました。
2001年9月27日：観塘線が鰂魚涌駅から北角駅まで延伸されました。これにより、鰂魚涌駅は観塘線の終点ではなく、途中駅となりました。
2002年8月4日：北角駅から油塘駅間が将軍澳線として開業しました。この際、観塘線の藍田駅から北角駅の間が廃止され、鰂魚涌駅は観塘線の駅から将軍澳線の駅となりました。この変更は、MTRネットワークの再編と利便性向上を目的としたものでした。

駅構造

鰂魚涌駅は地下駅であり、港島線と将軍澳線でそれぞれホーム階層が分かれています。両線ともに島式ホーム1面2線を備えています。

港島線ホーム：地下2階に位置しています。
将軍澳線ホーム：地下3階に位置しています。

駅のコンコースは東側と西側の2ヶ所に分かれており、それぞれ独立した改札口を持っています。これらのコンコースは改札の内外で繋がっていないため、利用者は注意が必要です。駅構内の最深部は地下42mに達し、香港内では香港大学駅（100m）、西営盤駅（80m）、金鐘駅（43m）に次いで4番目に深い駅です。

駅階層

鰂魚涌駅は、複数の階層で構成されており、それぞれが異なる役割を持っています。

地上階：駅の出入口、周辺の商業施設やバス停などがあります。
地下1階：改札階のコンコースがあり、切符の購入や改札を通過する場所です。東側と西側の2つの独立したコンコースがあります。
地下2階：港島線のホームがあります。
地下3階：将軍澳線のホームがあります。

駅出口

駅の周辺には複数の出口があり、各出口から異なるエリアにアクセスできます。これにより、駅利用者は目的地に合わせて最適な出口を選択できます。

駅周辺

鰂魚涌駅の周辺には、様々な商業施設や飲食店、オフィスビルなどが立ち並んでいます。特に、「あきんどスシロー」などの飲食店も利用可能です。

接続交通一覧

鰂魚涌駅は、以下の交通機関と接続しており、非常にアクセスしやすい立地です。

鉄道：MTRの港島線と将軍澳線が乗り入れています。
香港トラム：駅の近くにトラムの停留所があります。
バス：駅周辺には複数のバス停があり、香港各地へのアクセスが可能です。

隣の駅

鰂魚涌駅の隣駅は以下の通りです。

港島線：北角駅 - 鰂魚涌駅 - 太古駅
将軍澳線：北角駅 - 鰂魚涌駅 - 油塘駅

脚注

注釈

関連項目

香港の鉄道駅一覧

外部リンク

香港鉄路公司－鰂魚涌駅周辺地図
香港鉄路公司－鰂魚涌駅構内図

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