鳥栖筑紫野道路

鳥栖筑紫野道路（とすちくしのどうろ）

鳥栖筑紫野道路は、佐賀県鳥栖市から福岡県筑紫野市に至る一般道路で、愛称として「かささぎロード」と呼ばれています。この道路は福岡県道・佐賀県道17号久留米基山筑紫野線の一部を構成しており、福岡県筑紫野市と佐賀県鳥栖市を結びます。特に、国道3号のやや西側を並行しながらバイパスの役割を果たしています。

概要

鳥栖筑紫野道路は、福岡市と久留米市を結ぶ重要な交通路を形成しています。武蔵交差点で接続する福岡県道31号と合わせて利用することで、よりスムーズな移動が可能です。この道路は全線が一般道路として整備されており、運転可能な最高速度は60km/hに設定されています。また、自転車や歩行者も通行できるため、地域住民にとっても日常的な利用が容易です。

路線データ

* 国道3号接続道路
起点: 佐賀県三養基郡基山町大字小倉 - 終点: 福岡県筑紫野市大字原田
全長: 1.7 km、道路幅員: 9.0 m、車線数: 2車線、設計速度: 50 km/h

歴史

この道路の歴史は1972年にさかのぼり、その年の5月21日には一般有料道路として供用が開始されました。さらに、1991年頃には料金所から国道3号への接続道路も完成しました。しかし、2007年5月9日に料金徴収期間が満了となり、無料で通行できるようになりました。この無料化は多くの利用者に歓迎され、通行量も顕著に増加しました。

交通量の変化

無料化直前の通行料金は、軽自動車が100円、普通車が150円、大型車が210円、特大車が520円でした。料金所は、道路中間部、特に三養基郡基山町に設置されており、その付近を避けて通行することもできるため、無料化後は平均39,090台が通過する結果となりました。この数字は、無料化前のおよそ2倍です。これにより、迂回する車両が減り、さらに地域の道路利用が向上しています。

地理

この道路は、佐賀県鳥栖市や三養基郡基山町、福岡県筑紫野市を通過します。また、通過する鉄道としては鹿児島本線が挙げられます。この道路は地域の結節点としての役割を果たしており、交通の利便性を高めています。結果として、住民や訪問者にとって、交通の移動が一層容易に行える環境が整っています。

鳥栖筑紫野道路の整備は、地域社会の発展やアクセス向上に大きく寄与しており、今後も重要な交通路としての役割を果たしていくことでしょう。

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