鷹匠小路

鷹匠小路（たかしょうこうじ）

鷹匠小路は、青森県八戸市に位置する大字であり、郵便番号は031-0034です。2024年4月30日現在の人口は29人、世帯数は20世帯と、小規模な地域社会を形成しています。住居表示は全域で実施されておらず、旧八戸町大字鷹匠小路という歴史的な背景を持っています。

地理

鷹匠小路は八戸市の中央部に位置し、周辺を以下の町に囲まれています。

北：六日町
東：長横町
南：類家、鍛冶町
西：大工町、寺横町

地区の面積は23751平方メートルであり、八戸市中心市街地の区域、吹上地域に属しています。

地名の由来

地名の由来については、八戸町内風土記に興味深い記述があります。それによると、江戸時代の徳川綱吉の時代に、八戸藩が二人の鷹匠を盛岡から呼び寄せ、この地に住まわせたことが地名の由来とされています。つまり、「鷹匠」という職業に由来する地名であることがわかります。

また、鷹匠小路は別名「ロー丁」とも呼ばれています。この別名の由来は、藩政初期の頃にこの地に牢屋が設置されていたことに由来すると言われています。一つの地名に複数の由来があることは、この地域の歴史の深さを物語っています。

歴史

鷹匠小路の歴史は、明治時代以降、地方行政制度の変遷とともに歩んできました。

1872年（明治5年）：町村役人廃止により、大区小区制による地方行政制度に改められ、鷹匠小路は九大区二小区の42村の一つに含まれました。
1889年（明治22年）4月1日：町村制が施行され、鷹匠小路は三戸郡八戸町に属することとなりました。
1929年（昭和4年）：市制が施行され、鷹匠小路は八戸市に属するようになりました。

これらの変遷は、鷹匠小路が八戸市の一部として組み込まれ、都市化が進む過程を示しています。

世帯数と人口

2024年（令和6年）4月30日現在の世帯数と人口は以下の通りです。

世帯数：20世帯
人口：29人

この数字からもわかるように、鷹匠小路は比較的小規模なコミュニティを維持しています。しかし、八戸市中心部に位置しているため、都市機能との連携も密接です。

関連項目

八戸町
* 八戸市中心市街地

鷹匠小路は、八戸市の歴史と文化を伝える貴重な地域であり、その地名や歴史的背景を知ることは、八戸市全体の理解を深める上で重要な意味を持ちます。今後の都市開発や地域活性化においても、その歴史的価値を حفظ し、未来に伝えていくことが求められます。

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