鷹巣大館道路

鷹巣大館道路

鷹巣大館道路は、秋田県北秋田市から大館市に至る、全長約13.9kmの高速道路であり、国道7号の自動車専用道路として機能しています。この道路は、大館能代空港ICから二井田真中ICまでの区間に相当し、秋田自動車道の一部として供用されています。

概要

大館市と北秋田市を結ぶ国道7号は、災害時などの通行止めが発生した場合の迂回路確保が課題でした。この課題を解決するために計画されたのが鷹巣大館道路です。日本海沿岸東北自動車道に並行する一般国道の自動車専用道路（国道7号）として、2018年3月21日に大館能代空港ICから二井田真中ICまでの全線が開通しました。

この道路は、秋田県道102号大館鷹巣線とほぼ並行していますが、県道102号の市境界部分には未供用または通行不能区間が存在します。

計画と改良

2012年には、日本海沿岸東北自動車道の二ツ井白神IC方面が事業化され、二ツ井今泉道路と秋田県道325号大館能代空港西線に改良工事およびバイパス工事（鷹巣西道路）が施されました。これにより、自動車専用道路に変更され、2017年以降には二ツ井白神ICに接続し、秋田自動車道に連続する見込みとなりました。同時に、当初ハーフインターチェンジとして計画されていた大館能代空港ICもフルインターチェンジに変更されました。

2015年2月には、大館能代空港ICから鷹巣西道路の接続点までの1.7kmの区間も、鷹巣大館道路事業の一部として実施されることになり、2016年度中に詳細設計が行われました。この区間は鷹巣西道路と合わせて2020年12月13日に開通しました。

二井田真中ICでは大館西道路に連続し、小坂JCTで東北自動車道に接続します。

路線データ

起点：秋田県北秋田市脇神（大館能代空港IC）
終点：秋田県大館市櫃崎（二井田真中IC）
全長：13.9km
規格：第1種第2級
設計速度：100km/h
道路幅員：12.0m
車線数：暫定2車線（完成4車線）

構造物

栄トンネル：562m
摩当山トンネル：3,333m

歴史

2005年度：北秋田市栄 - 大館市櫃崎間8.3km事業化
2006年10月28日：起工式
2007年度：北秋田市脇神 - 北秋田市栄間5.6km延伸事業化
2011年2月21日：摩当山トンネル貫通 (3,333m)
2013年7月25日：栄トンネル貫通 (562m)
2016年10月22日：鷹巣IC - 二井田真中IC間が秋田自動車道として開通
2018年3月21日：大館能代空港IC - 鷹巣IC間開通
2020年12月13日：大館能代空港ICから鷹巣西道路の接続点まですり付けの区間 (1.7km) が開通

インターチェンジなど

（詳細なインターチェンジの情報は省略）

交通量

（交通量データは省略）

参考文献

道路事業 再評価 一般国道7号鷹巣大館道路 II期平成26年10月31日 - 国土交通省東北地方整備局

関連項目

日本のバイパス道路一覧
東北地方の道路一覧
日本の高速道路一覧

外部リンク

一般国道7号鷹巣大館道路（平成27年度）

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