鹿児島県立指宿高等学校

鹿児島県立指宿高等学校について

鹿児島県立指宿高等学校は、鹿児島県指宿市十町に位置する県立の高等学校です。校訓は「自主・好学・向上」であり、教育に対する強い姿勢を反映しています。2011年度には川辺学区との合併が行われ、南薩学区として新たなスタートを切りました。この学校は90年以上の歴史を持ち、卒業生の数は2万人を超えるという伝統ある教育機関です。

沿革

この学校の歴史は1922年（大正11年）に始まり、当初は鹿児島県立指宿中学校として設立されました。1926年（大正15年）には指宿高等女学校が開校しましたが、1948年（昭和23年）には学制改革により、指宿中学校は鹿児島県指宿高等学校第一部、指宿高等女学校は鹿児島県指宿高等学校第二部に改称されました。そして1949年（昭和24年）には両校が統合され、現在の鹿児島県指宿高等学校が誕生しました。1956年（昭和31年）には鹿児島県立指宿高等学校に改称され、今日に至っています。

主な行事

指宿高等学校では、年間を通じて様々な行事が開催されます。特に、6月に行われる文化祭や9月の体育祭、さらには10月に池田湖を一周する遠足など、生徒たちの交流や創造力を育む場となっています。また、柏葉一日総合大学という行事もあり、生徒たちは様々な分野に挑戦する機会を得ています。

向上の道プラン

この学校では、卒業を控えた生徒が参加できる「向上の道プラン」というプログラムも実施しています。このプログラムは、毎年1月に生徒たちが幼稚園などに出向き、おはなし会を行うという内容です。指宿市立図書館の職員がサポートし、おはなし会の進行方法や選書の仕方を指導します。このような活動を通じて、生徒たちは進路の決定とともに、社会貢献を果たすことが求められています。

アクセス

学校までは、JR指宿枕崎線の二月田駅から徒歩およそ5分の距離に位置しており、アクセスも非常に便利です。

著名な出身者

指宿高等学校を卒業した著名人には、NTT西日本社長の上野至大やバレーボール指導者の坂口憲政、作曲家の島津伸男、漫画家の西炯子やバロン吉元、そして国会議員の三反園訓や山崎武三郎などがいます。彼らはそれぞれの分野で活躍し、指宿高等学校の名を広めています。

このように、鹿児島県立指宿高等学校は伝統ある教育機関として、多彩な教育プログラムと行事を通じて生徒の成長を支えています。

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