鹿児島県道43号川内串木野線

鹿児島県道43号川内串木野線について

鹿児島県道43号川内串木野線は、薩摩川内市西向田町を起点とし、いちき串木野市京町を終点とする、全長約36.8kmの主要地方道です。

概要

この県道は、薩摩川内市街地といちき串木野市街地を海岸線沿いに大きく迂回するルートで結んでいます。そのため、両市街地間を移動する際には、国道3号線や南九州西回り自動車道を利用する方が、所要時間が短くなります。この道路は、主に川内原子力発電所やいちき串木野市羽島地区へのアクセス道路として利用されています。

また、いちき串木野市汐見町から終点までの区間は、大型車の通行が制限されていますので、注意が必要です。

路線データ

起点：鹿児島県薩摩川内市西向田町（向田交差点、国道3号交点、鹿児島県道394号山崎川内線終点）
終点：鹿児島県いちき串木野市京町（鹿児島県道38号串木野港線交点）
総延長：36.799 km

歴史

この県道の歴史は、1958年（昭和33年）に串木野市から川内市に至る路線が「串木野久見崎川内線」として認定されたことに始まります。

1958年11月1日：串木野久見崎川内線として認定
1972年8月2日：路線番号311が付与
1976年9月1日：路線名が「川内串木野線」に変更
1993年5月11日：主要地方道に指定

近年では、道路改良が進められています。

2020年5月30日：荒川工区の黎明トンネルを含む区間が開通
2020年10月31日：川内原子力発電所迂回道路の建設工事開始
2022年9月30日：高江長崎工区が開通
2023年10月17日：川内原子力発電所迂回道路の建設工事が完成
2023年11月26日：川内原子力発電所迂回道路が開通
2023年11月28日：川内原子力発電所迂回道路の西側の県道指定が解除

路線状況

この道路には、以下の橋梁やトンネルなどの構造物が存在します。

橋梁

母合橋（隈之城川、薩摩川内市）
宮里橋（宮里川、薩摩川内市）
平良橋（平良川、薩摩川内市）
仮屋橋（八間川、薩摩川内市）
野元橋（オコン川、いちき串木野市）
平江橋（五反田川、いちき串木野市）

トンネル

黎明トンネル：延長724 m、2020年竣工、いちき串木野市

通過する自治体

薩摩川内市
いちき串木野市

主な交差道路

（詳細な交差道路の情報は割愛します）

沿線施設

薩摩川内市立峰山小学校
いちき串木野市立羽島中学校
いちき串木野市立羽島小学校

関連情報

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まとめ

鹿児島県道43号川内串木野線は、薩摩川内市と串木野市を結ぶ重要な道路ですが、市街地間の移動には迂回ルートとなるため、他の道路の利用が推奨されます。しかし、川内原子力発電所や羽島地区へのアクセスには不可欠な路線です。今後も、沿線の発展とともに、この道路が重要な役割を果たすことが期待されます。

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