麻生肇

麻生肇（あそう はじめ、本名：渡辺肇）は、1962年5月18日生まれ、東京都出身の元俳優です。彼は、聖学院高等学校を卒業後、青年座研究所、文学座附属演劇研究所を経て、クラウン・キッズ・カンパニーに所属し、俳優としてのキャリアをスタートさせました。

麻生肇は、1980年代から1990年代にかけて、映画やテレビドラマで活躍しました。映画では、青春映画からコメディ、社会派ドラマまで、幅広いジャンルの作品に出演し、個性的なキャラクターを演じました。

主な出演作品

映画
『ときめき海岸物語』（1984年） - 高岡明 役
『V.マドンナ大戦争』（1985年） - 黒岩純一 役
『テイク・イット・イージー』（1986年） - 佐原和人 役
『南へ走れ、海の道を!』（1986年） - 敏 役
『マルサの女』（1987年） - 姫田 役
『卒業プルーフ』（1987年） - 佐藤竜介 役
『乙女物語 お嬢様危機イッパツ!』（1990年） - ジョー 役
『トラブルシューター』（1995年） - テル 役
テレビドラマ
火曜サスペンス劇場「ゼロの蜜月」（1988年、日本テレビ）
世にも奇妙な物語 第2シリーズ「ボクの好きな先生」（1991年、フジテレビ） - 園田 役
大人は判ってくれない 第4回「継なぐ男」（1992年、フジテレビ）
金曜ドラマシアター「キャスタースキャンダル 片岡弘子の選択」（1992年、フジテレビ）

特に、伊丹十三監督の『マルサの女』での姫田役は、彼の演技力が高く評価された作品の一つです。また、テレビドラマ「世にも奇妙な物語」など、話題のドラマにも出演し、その存在感を示しました。

麻生肇は、1990年代後半以降の活動は確認されていません。しかし、1980年代の青春映画やコメディ作品で見せた彼の演技は、多くの人々の記憶に残っています。

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