麻績村立麻績小学校

麻績村立麻績小学校

長野県東筑摩郡麻績村麻に所在する麻績村立麻績小学校は、村内で唯一の小学校として、地域全体を学区としています。2018年5月1日現在、8学級、児童数91名が在籍しています。

概要

麻績村内の全域が学区となっており、山間部に居住する児童の一部は村営バスを利用して通学しています。卒業後の進学先は、麻績村立筑北中学校です。

特筆すべき点として、学校の大規模改修時に学校図書館と地域図書館が統合され、一体的な運営が行われていることが挙げられます。この統合図書館は、地域住民と児童の交流拠点としての役割も担っています。

2004年には、同校の施設が文部科学省より平成18年度公立学校優良施設表彰を受けました。また、2007年には、小学3年生が総合的な学習の時間で制作したCMが、長野朝日放送のふるさとCM大賞NAGANOで第3位に入賞するなど、教育活動においても地域との連携が活発です。

近年、児童数の減少に伴い、近隣の筑北村にある坂井小学校との統合も視野に入れた検討が進められています。

歴史

麻績小学校は1878年に設立されました。1970年には校舎が新築され、その際、旧校舎は聖高原に移築され、麻績村立聖博物館の航空資料館として再利用されました。現在、資料館内にはF-104のエンジンなどが展示されています。

おみ図書館

麻績小学校の学校図書館は「おみ図書館」として、公共図書館の機能も兼ね備えています。地域住民と児童の交流促進、伝統文化の継承を目的としており、図書館司書は学校司書を兼任しています。図書館のカウンターでは、麻績小学校の児童（図書委員）が一般利用者の貸出業務を担当しています。

おみ図書館は、法的には図書館法に基づく正規の図書館ではなく、公民館図書室として位置づけられています。図書館の識別子であるISILはJP-1006372です。

2004年6月1日に開館し、同年7月28日には「おみ図書館夏祭り」が開催され、ボランティア手作りの絵本主人公の衣装での写真撮影コーナーやスタンプラリー、麻績小学校児童の父母によるパフォーマンスなどが実施されました。スタンプラリーはその後も恒例となり、麻績小学校図書委員会の企画として継続されています。

2017年4月3日には図書館システムの更新と蔵書整理を終え、リニューアルオープンしました。

開館時間は平日10時から18時まで、土曜日12時から17時までで、日曜日、祝日、お盆、年末年始は休館です。貸出冊数は5冊まで、貸出期間は2週間となっています。2016年現在の蔵書数は約3万冊で、そのうち半数が児童書です。

脚注

[1]『図書館へ行こう!! 日本各地・注目の図書館90館+α』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2016年5月18日、9-53頁。ISBN 978-4-8003-0887-0。

関連項目

長野県小学校一覧
長野県の図書館一覧

外部リンク

こんにちは！麻績小学校です
おみ図書館
* あたたかみとうるおいのある木の学校 早わかり木の学校 P.105 - 国立教育政策研究所

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