麻雀デラックス

麻雀デラックス（マージャンデラックス）

麻雀デラックスは、1997年から2003年までCS放送のMONDO TVで放送された麻雀対局番組で、麻雀ファンにとっては特別な存在でした。番組は様々なタイトルを持つ大会を中心に展開され、特に「第4回MONDO21杯」は一年間にわたって、合計54対局が放送され、その人気はとどまることを知りませんでした。この大会の人気ぶりは、任天堂のゲーム機、ニンテンドーゲームキューブにおいても「極麻雀DX・The 4th MONDO21Cup Competition」としてゲーム化されるほどでした。

麻雀デラックスはその後、「モンド21麻雀プロリーグ」と改称され、2010年からは「モンド麻雀プロリーグ」として新たな一歩を踏み出しました。これにより、番組のフォーマットや内容が刷新され、視聴者に新しいエンターテイメントを提供しています。

主な大会と優勝者

麻雀デラックスは、さまざまな大会を通じて多くの優勝者を輩出しました。この中には、現在も放送中の「モンド麻雀プロリーグ」に繋がる大会も含まれています。以下は、いくつかの主要な大会のご紹介です。

電影大王位決定戦

この大会は、経験豊富なベテランプロと新たに台頭してきた若手が対決する場として知られています。
第1回の優勝者は金子正輝（最高位戦日本プロ麻雀協会）でした。

New Wave CUP

将来を期待される若手プロと名のある著名人が競うこの大会は、後の未来戦士21杯の基盤となりました。
第1回の優勝者は俳優の萩原聖人です。

プロ麻雀最強戦

老舗の日本プロ麻雀連盟と最高位戦日本プロ麻雀協会から独立した新興勢力・日本プロ麻雀協会が中心となり、各eight名の代表雀士による大会が開催されました。
第1回の優勝者は森山茂和（日本プロ麻雀連盟）です。

主な記録

麻雀デラックスでは、数々の印象的な記録も誕生しました。特に、初アガリや初役満といった重要な瞬間が多くのファンに記憶されています。

• - 初アガリ: 初回モンド21杯の第1戦で、安藤満（日本プロ麻雀連盟）が達成しました。役はタンヤオ（1,500点）です。
• - 初役満: 小島武夫（日本プロ麻雀連盟）が第2回モンド21杯の第1戦後半で四暗刻（48,000点）を完成させました。
• - 幻の初役満: 安藤満が第1回モンド21杯第8戦後半で達成したリーチ・一発・ツモ・ドラ10（13翻、36,000点）も特筆に値します。MONDOルールでは、13翻以上の役満は認められないため、実際には三倍満扱いとなりました。

彼の功績は、2010年に放送された「麻雀プロリーグを100倍楽しく見る方法」でさらに注目を集めました。

主な実況担当

麻雀デラックスの醍醐味は、対局を盛り上げる実況者たちにも支えられています。特に以下の実況者が印象に残ります。

• - 土井泰昭（第1回モンド21杯）
• - 来賀友志（第2回・第3回モンド21杯）
• - 野島卓（New Wave CUP）
• - 高杉流一（第4回MONDO21杯、電影大王位決定戦予選・準決勝、未来戦士21杯準決勝の一部）
• - 馬場裕一（電影大王位決定戦決勝、プロ麻雀最強戦）

このように麻雀デラックスは多くの魅力ある大会と記録を生み出し、麻雀界における重要な位置を占めています。これは、麻雀愛好者にとって忘れられない体験となり続けています。

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