龍光寺 (文京区)

龍光寺

龍光寺は、東京都文京区本駒込二丁目にある臨済宗東福寺派の寺院です。山号は天澤山。

歴史

龍光寺は寛永9年（1632年）2月に、肥前唐津藩小笠原家三河吉田城主であった小笠原壱岐守忠知と、讃岐丸亀城主であった京極刑部少輔高和によって創建されました。その後、明暦2年（1656年）11月に現在地へと移転しています。

延宝元年（1673年）8月17日には、龍光寺の開山である虎伯大宣が遷化しました。

昭和20年3月、第二次世界大戦の東京大空襲により伽藍を焼失しましたが、荻洲によって伽藍が再興されました。昭和44年には本堂が落慶し、昭和57年には書院が落慶、平成20年5月には金毘羅堂が復興されました。

早春賦碑

龍光寺は、『早春賦』を作詞した吉丸一昌の菩提寺として知られています。吉丸一昌の命日には一昌忌法要が営まれるとともに、『吉丸一昌顕彰コンサート』などが開催されています。

平成22年には、吉丸一昌没後95年を迎えるにあたり、境内に『早春賦』の歌碑が建立されました。この歌碑は、『吉丸一昌顕彰コンサート』に協力してきたNHK初代歌のおねえさん・真理ヨシコの独唱や、森岡紘子、竹内直美、栗田真帆各氏による女声アンサンブル、磯野正明チェロ、貞光裕美子ピアノによる二重奏が流れる仕組みとなっています。

墓所

龍光寺には、以下の著名人の墓所があります。

小笠原家（譜代大名）
京極家（外様大名）
三宅観瀾（儒学者）
栗山潜鋒（儒学者）
深見十左衛門（侠客）
吉丸一昌（作詞家）

外部リンク

* 公式サイト

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