*ASTERISK

ASTERISK：進化し続けるダンスエンタテインメント

2013年5月、東京国際フォーラムを舞台に幕を開けたダンスエンタテインメントシリーズ『ASTERISK』。その名の通り、かけ算記号()を冠したこの公演は、多彩なバックボーンを持つダンサーたちが織りなすコラボレーションが、化学反応のような新たな表現を生み出すことを目指しています。

始まりと発展：2013年から2014年

初回公演となる2013年は、DAZZLEの長谷川達也氏を演出に、飯塚浩一郎氏を脚本に迎え、林ゆうき氏が音楽を担当。DAZZLE、st kingz、梅棒、BLUE TOKYOなど、数々の著名ダンスチームやダンサーが出演し、大きな話題を呼びました。翌2014年も、ほぼ同じスタッフ、キャストで公演が行われ、さらに進化したパフォーマンスが観客を魅了しました。

テーマの導入と演出の変化：2015年

2015年の公演では、副題として「女神の光」が初めて付けられました。総合演出、脚本、音楽を牧宗孝氏が担当し、加藤ミリヤの楽曲「女神の光」がテーマソングとして使用されました。この年から、公演全体の演出に大きな変化が見られ、より物語性が増した構成となりました。多数のダンサーが出演し、豪華なキャスト陣が話題となりました。

新解釈の白雪姫：2016年

2016年は、「Goodbye, Snow White」と題し、グリム童話『白雪姫』を中村うさぎ氏の脚本で新たな解釈を加え上演されました。牧宗孝氏が演出・振付・主演を務め、松井月杜が歌うテーマソングも新たに制作されました。この公演では、悪役とされる魔女の背景にある女としての悲しみや切なさを、中村うさぎ氏独自の哲学を取り入れ表現した点が特徴です。牧宗孝氏は2015年の公演後、制作から離れることを考えていましたが、中村うさぎ氏の作品世界への共感から、このプロジェクトに参加することとなりました。

参加アーティストとスタッフ

『ASTERISK』には、これまでに多くの著名なダンサー、振付師、演出家、脚本家、作曲家が参加しています。

主な参加者（抜粋）

ダンサー・ダンスチーム: DAZZLE、s*t kingz、梅棒、BLUE TOKYO、Vanilla Grotesque、東京ゲゲゲイ、AyaBambiなど
演出: 長谷川達也、牧宗孝
脚本: 飯塚浩一郎、牧宗孝、中村うさぎ
音楽: 林ゆうき、牧宗孝、安宅秀紀

その他の情報

公演は東京国際フォーラムで開催され、公式ウェブサイトやSNSで情報発信されています。

まとめ

『ASTERISK』は、高い技術力と表現力を持つダンサーたちが集結し、ダンス、物語、音楽が融合した、他に類を見ないダンスエンタテインメントシリーズです。回を重ねるごとに進化を続け、新たな試みを取り入れることで、常に観客を魅了し続けています。その革新的な演出と、多様な表現手法は、今後のダンスシーンにおいても大きな影響を与える可能性を秘めています。

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