05式短機関銃

05式微声短機関銃 (QSZ-05) について

05式微声短機関銃（05しきびせいたんきかんじゅう、中国語: 05式微声冲锋枪, 拼音: 05 Shìwēi shēng chōngfēngqiāng、英語: QSZ-05）は、中華人民共和国で開発された短機関銃です。「微声」という名前が示すように、通常はサプレッサー（消音器）を装着して使用することを前提としています。

開発と設計

開発は中国南方工業集団（CSGC）が行い、2001年から開発が始まりました。使用弾薬は5.8x21mm DAP92弾で、これは人民解放軍が使用する小口径弾薬の一つです。設計においては、95式自動歩槍のブルパップ方式が踏襲されています。ブルパップ方式とは、弾倉をグリップより後ろに配置する設計で、全長を短く保ちながら銃身を長くすることができ、結果として命中精度を高めることができます。

開発は、中国南方工業集団傘下の建設工業(集団)公司（Jianshe Industries (Group) Corporation）および人民解放陸軍第208研究所が共同で行いました。

バリエーション

05式微声短機関銃には、いくつかのバリエーションが存在します。

JS 9mm: 9x19mmパラベラム弾を使用する輸出向けのモデルです。このモデルは、H&K MP5のマガジンを流用できるという特徴があります。これは、海外のユーザーにとって既存の装備との互換性があり、利便性が高いと言えます。
QCQ-05 (05式軽型冲鋒槍): サプレッサーが付属しないモデルです。弾薬はQCW-05で使用される5.8mm DCV05弾に加え、QSZ-92-5.8で使用される5.8mm DAP92弾も使用可能です。

使用国

中国

関連事項

92式手槍
95式自動歩槍
CQ 311

05式微声短機関銃は、特殊部隊や警察など、秘匿性が求められる作戦での使用を想定して開発されたと考えられます。消音性能とコンパクトさを両立している点が特徴です。

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