13歳のハローワークDS

『13歳のハローワークDS』は、デジタルワークスエンターテインメントより2008年に発売されたニンテンドーDS専用ゲームソフトです。作家・村上龍氏のベストセラー書籍『13歳のハローワーク』を原作とした、職業体験アドベンチャーゲームとして、DSならではのインタラクティブな体験が楽しめます。

ゲーム内容

プレイヤーは主人公の加藤ミクとなり、ひょんなことから未来から現代へとタイムスリップしてしまいます。未来へ帰るため、様々な職業を体験しながら奮闘するミクの冒険が描かれます。ゲーム内では、各職業の仕事内容を体験できるミニゲームや、登場人物との会話を通じてストーリーが進行します。

初音ミクの登場

本作の大きな特徴として、クリプトン・フューチャー・メディアのバーチャルシンガー「初音ミク」がゲーム内に登場することが挙げられます。初音ミクがゲームソフトに本格的に登場したのは本作が初であり、当時大きな話題となりました。

初音ミクは、ゲーム内の音楽制作会社CFM社のクリエイターとして登場し、ミクと共に音楽制作を体験できるシナリオが用意されています。実際に初音ミクが歌うオリジナル楽曲も収録されており、ファンにとっては見逃せない要素となっています。

登場キャラクター

加藤ミク: 本作の主人公。未来からタイムスリップしてきた少女。声優は北乃きいさんが担当。
加藤大地: ミクが現代で最初に出会う少年で、ミクの父親となる人物。声優は伊藤葉純さんが担当。
ラッシュ: ミクの相棒となるブルドッグ型のロボット。声優はキャイ〜ンの天野ひろゆきさんが担当。
R: 未来の世界で研究所の手伝いをしている人型ロボット。声優はキャイ〜ンのウド鈴木さんが担当。
藤井カナ: 大地の同級生で、ミクの母親となる人物。声優は柳本理さんが担当。
時任カケル: ミクと同じく未来から来た少年。声優は小泉隼人さんが担当。
レオン: カケルと行動を共にする犬型ロボット。
初音ミク: CFM社の音楽クリエイター。声優は藤田咲さんが担当。

その他

本作に登場するオリジナルキャラクターのデザインが、初音ミクやVOCALOIDのキャラクターに類似しているという指摘もあります。主人公の名前が「ミク」であることや、時任カケルがKAITOのキャラクターイラストに似ていることなどがその理由として挙げられています。ただし、開発側はKAITOとLEONに関しては偶然であるとコメントしています。

『13歳のハローワークDS』は、ゲームを通して様々な職業を知るだけでなく、初音ミクとの出会いも楽しめる、ユニークな作品です。職業体験を通して将来について考えるきっかけを与えてくれるでしょう。

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