1987年のNFL

1987年のNFLシーズン

1987年のNFLシーズンは、第68回目のレギュラーシーズンとして9月13日に開幕しました。しかし、シーズンは開幕早々、大きな波乱に見舞われます。

ストライキと代替選手

第2週のマンデーナイトフットボール終了直後の9月22日、NFL選手会がストライキを宣言。これにより、第3週の試合は中止となりました。第4週から第6週にかけては、一部の選手がスト破りを行い試合に出場しましたが、大半の選手はストライキに参加し、試合は代替選手によって行われました。この代替選手の中には、後にニューオーリンズ・セインツのヘッドコーチとしてスーパーボウルを制覇するショーン・ペイトンも含まれていました。ストライキに参加していた選手たちは、10月25日、26日に復帰し、シーズンは再開されました。

シーズン終了とプロボウル

1988年1月31日には、カリフォルニア州サンディエゴで第22回スーパーボウルが開催され、その後、2月7日にハワイ州ホノルルでプロボウルが開催され、シーズンは終了しました。

ドラフト

1987年4月28日から29日にかけて行われたNFLドラフトでは、全12巡で335名の選手が指名されました。全体1位指名では、ビニー・テスタバーディがタンパベイ・バッカニアーズに指名されました。

主なルール変更

このシーズンには、いくつかの重要なルール変更が導入されました。

エンドゾーン内でのパスインターフェアランス: ディフェンス側がエンドゾーン内でパスインターフェアランスを犯した場合、次のプレーは1ヤード地点から開始されることとなりました。ただし、反則地点が既に敵陣2ヤード以内だった場合は、エンドゾーンまでの距離の半分が罰退距離となりました。
オンサイドキックのルール: 2度目のオンサイドキックがアウトオブバウンズとなった場合、リターン側はキックオフ地点から30ヤード地点、またはボールが出た地点からの攻撃が選択できるようになりました。
クォーターバックのスパイク: 時計を止める目的で、クォーターバックがボールをスパイク（またはサイドラインに投げ捨てる）行為が許可されました。
チョップブロックの禁止: パスプレー時に、すでにディフェンスの選手と組み合っているオフェンス選手に対して、足元へのチョップブロックが禁止されました。
パント時のイリーガルコンタクト: パントフォーメーションの相手に対しては、スクリメージラインから5ヤード以上離れた場所でのイリーガルコンタクトの反則が適用されなくなりました。
キックオフ/パント時のブロック: キックオフ/パント時、リターンチームの選手による腰から下へのブロックが禁止されました。腰から下へのブロックは、ボールが蹴られるまでの間、キッキングチームの選手のみに許可されることになりました。

レギュラーシーズンの対戦ルール

各チームの対戦相手は、前年の成績に基づき、以下のルールに従って決定されました。

同じ地区のチーム: 2度対戦
同じカンファレンスの他地区のチーム: 1度対戦
* 異なるカンファレンスのチーム: 1度対戦

プレイオフ

プレイオフのトーナメント表は以下の通りです。

(実際のトーナメント表はここでは省略します)

受賞者

(受賞者のリストはここでは省略します)

プロボウル

このシーズンのプロボウルの詳細については、「1988年のプロボウル」を参照してください。

まとめ

1987年のNFLシーズンは、ストライキという異例の出来事に見舞われましたが、数々のルール変更やドラフトなど、多くの出来事がありました。このシーズンは、NFLの歴史において特筆すべきシーズンの一つとして記憶されています。

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