2008年の出版

2008年の出版業界動向

2008年は出版業界にとって、さまざまな動きが見られた年でした。雑誌の創刊や休刊、出版社名の変更、話題となった書籍の発売など、多岐にわたる出来事がありました。以下に、その詳細を月ごとにまとめます。

1月

1月28日 - 女性誌『NIKITA』（主婦と生活社）が休刊しました。最終号は3月号でした。

2月

2月26日 - 少年コミック誌『月刊電撃コミックガオ』（メディアワークス）が休刊しました。最終号は4月号でした。

3月

3月12日 - 新たな女性誌『HERS』（光文社）が創刊されました。
3月22日 - 同じく女性誌の『日経ヘルス プルミエ』（日経BP社）が創刊されました。
3月28日 - 地域情報誌『神戸ウォーカー』（角川クロスメディア）が休刊しました。最終号は5月号でした。

4月

4月1日 - メディアワークスとアスキーが合併し、社名をアスキー・メディアワークスに変更しました。
4月4日 - 少年コミック誌『月刊少年ライバル』（講談社）が創刊されました。
4月12日 - 『猫の手帖』（猫の手帖社）が休刊しました。最終号は5月号でした。
4月20日 - Jamais Jamais著の『A型自分の説明書』（文芸社）が発売され、100万部を突破する大ヒットとなりました。
4月26日 - ライトオピニオン誌『m9』（晋遊舎）が創刊されました。
4月28日 - 女性コミック誌『マリカ』（扶桑社）が創刊されました。

5月

5月2日 - 女性誌『主婦の友』（主婦の友社）が休刊しました。最終号は6月号でした。
5月20日 - ライトノベル系の「一迅社文庫」（一迅社）が創刊されました。
5月24日 - パソコンゲーム雑誌『ログイン』（エンターブレイン）が休刊しました。最終号は7月号でした。

7月

7月19日 - ライトノベル・少女小説系の「一迅社文庫アイリス」（一迅社）が創刊されました。
7月23日 - J・K・ローリング著、松岡佑子訳の『ハリー・ポッターと死の秘宝』（静山社）が発売され、こちらも100万部を突破する大ヒットとなりました。
7月31日 - 青年コミック誌『週刊ヤングサンデー』（小学館）が休刊しました。
講談社からトラック主体の自動車雑誌『フルロード』が創刊されました。

8月

8月1日 - Jamais Jamais著の『O型自分の説明書』（文芸社）が発売され、100万部を突破しました。
8月23日 - 女性コミック誌『Judy』（小学館）が休刊しました。最終号は10月号でした。
8月26日 - ライトオピニオン誌『m9』（晋遊舎）が、創刊からわずか3号で休刊となりました。

9月

9月1日 - 月刊誌『論座』（朝日新聞出版）が休刊しました。最終号は10月号でした。
9月13日 - 男性誌『KING』（講談社）が休刊しました。最終号は10月号でした。
9月28日 - 女性誌『style』（講談社）が休刊しました。最終号は11月号でした。

10月

10月28日 - 女性コミック誌『マリカ』（扶桑社）が休刊しました。最終号は12月号で、創刊からわずか6か月での休刊となりました。
10月31日 - 夕刊紙『名古屋タイムズ』（名古屋タイムズ社）が休刊しました。

11月

11月20日 - 『REAL SIMPLE JAPAN』（日経BP）が休刊しました。最終号は2009年1月号でした。
11月21日 - 映画雑誌『ROADSHOW』（集英社）が休刊しました。最終号は2009年1月号でした。
11月25日 - 男性誌『月刊プレイボーイ』（集英社）が休刊しました。最終号は2009年1月号でした。

12月

12月1日 - 週刊誌『読売ウイークリー』（読売新聞東京本社）が休刊しました。最終号は12月14日号でした。
12月1日 - 月刊誌『月刊現代』（講談社）が休刊しました。最終号は2009年1月号でした。
12月6日 - 月刊誌『ラピタ』（小学館）が休刊しました。最終号は2009年1月号でした。
12月25日 - 情報誌『Lmagazine』（京阪神エルマガジン社）が休刊しました。最終号は2009年2月号でした。
12月26日 - バス情報誌『バスグラフィック』（ネコ・パブリッシング）が創刊されました。

2008年は、雑誌の休刊が目立つ一方で、新たな雑誌の創刊や、出版社同士の合併など、業界の再編が進んだ年でもありました。また、『A型自分の説明書』や『ハリー・ポッターと死の秘宝』といったミリオンセラーが生まれたことも、出版業界に大きな影響を与えました。

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