2011 FNS歌謡祭

2011 FNS歌謡祭：40回記念の音楽の祭典

2011年12月7日、フジテレビ系列で放送された『2011 FNS歌謡祭』は、通算40回という記念すべき放送回でした。

この年のFNS歌謡祭は、2年ぶりに水曜日の放送となり、テーマは「最強のコラボレーション」。草彅剛（SMAP）と高島彩が司会を務め、平均視聴率19.9％、瞬間最高視聴率26.0％を記録するなど、大きな話題を呼びました。

豪華アーティストと忘れられないコラボレーションの数々

81曲もの楽曲披露と61組ものコラボレーションが実現した、まさに音楽の祭典と言える内容でした。

ジャニーズ事務所からはSMAP、TOKIO、KinKi Kids、V6、嵐、Kis-My-Ft2、Sexy Zoneと、そうそうたるメンバーが出演。特にKis-My-Ft2とSexy ZoneはFNS歌謡祭初出演でした。

K-POP勢からはKARA、少女時代、東方神起、BoAの4組が出演し、KARAはFNS歌謡祭初出演を果たしました。

他にも、AI、明石家さんま、芦田愛菜、杏、E-Girls、そして、吉川晃司が1987年以来、24年ぶりにFNS歌謡祭の舞台に帰ってきました。

さらに、初出演アーティストも多く、39組ものアーティストがFNS歌謡祭のステージを華やかに彩りました。

様々な世代のアーティストが織りなす豪華な共演は、視聴者の心を掴み、番組を盛り上げました。

記憶に残る名場面とハプニング

番組中には、いくつか印象的な場面がありました。

高島彩と同年10月に入籍した北川悠仁（ゆず）の夫婦共演は大きな話題となり、番組内では直接共演はありませんでしたが、郷ひろみと平井堅から祝福の言葉が送られるなど、視聴者の間で大きな関心を集めました。

また、KARAの「ジェットコースターラブ」披露中には、KARAのファンである芦田愛菜ちゃんが一緒にダンスする姿が映し出されましたが、カメラにスタッフが映り込んでしまうハプニングも発生しました。

徳永英明と貴乃花光司のコラボレーション、SKE48とAKB48のコラボレーション、嵐、葉加瀬太郎、宮本笑里によるコラボレーションなど、多くの見どころがありました。

徳永英明と和田アキ子の「あの鐘を鳴らすのはあなた」コラボレーションでは、前回歌詞を間違えた和田アキ子が、今回は完璧な歌唱でリベンジを果たし、喜びを爆発させていました。

明石家さんまは、BEGIN、SMAPとのコラボレーションで「笑顔のまんま」を披露し、自身の出演が場違いなのではないかと自虐ネタを交えながら、笑いを誘いました。

2011 FIFA女子ワールドカップで優勝した澤穂希、大野忍、近賀ゆかりの3選手もゲスト出演し、番組に華を添えました。

番組の幕引きと今後の展開

この年のFNS歌謡祭は、長年にわたり番組に携わってきた川端健嗣アナウンサーが降板したことでも注目されました。

AKB48の前田敦子や、2016年1月15日に解散したKARAにとって、このFNS歌謡祭が最後の出演となりました。

多くのアーティスト、そして視聴者にとって、忘れられない1夜となった『2011 FNS歌謡祭』。
この番組は、日本の音楽シーンにおける歴史的な瞬間を切り取った、貴重な記録と言えるでしょう。

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