2020年のシンシナティ・レッズ

2020年 シンシナティ・レッズ：激動のシーズン

2020年のシンシナティ・レッズは、球団創設139年目を迎えたシーズンでした。本拠地グレート・アメリカン・ボール・パークでの17年目のシーズンであり、デビッド・ベル監督が2年目を務めました。ナショナルリーグ中地区に所属し、COVID-19の影響で大きく変則的なシーズンとなりました。

シーズンオフの動き

2019年シーズンは75勝87敗で地区4位に終わったレッズは、オフに積極的な補強を行いました。特に注目されたのは、秋山翔吾選手との契約です。海外FA権を行使してレッズに加入した秋山選手は、球団史上初の日本人メジャーリーガーとなり、大きな期待を集めました。

しかし、2020年は世界中で新型コロナウイルスの感染が拡大し、メジャーリーグも大きな影響を受けました。3月12日にはスプリングトレーニングの中止と開幕の延期が決定。その後、公式戦開幕は7月23日または24日にずれ込み、レギュラーシーズンは全60試合に短縮されることが発表されました。また、特例措置としてナショナルリーグにも指名打者制度が導入されることになりました。さらに、マイナーリーグの開催中止も決定し、若手選手の育成にも影響が出ました。

開幕後の戦い

様々な困難を乗り越え、レッズは7月に開幕を迎えました。短縮シーズンの中、チームは奮闘し、9月27日にレギュラーシーズンの全日程を終えました。最終成績は31勝29敗で地区3位となり、ポストシーズン進出を果たしました。

ワイルドカードシリーズでは、アトランタ・ブレーブスと対戦しましたが、2連敗を喫し、惜しくも敗退となりました。

シーズン終了後には、トレバー・バウアー、アンソニー・デスクラファニー、タイラー・ソーンバーグ、フレディ・ガルビスがFAとなり、チーム編成に新たな動きがありました。

チームの成績

(シーズン成績とポストシーズンの表は省略)

個人的なハイライト

トレバー・バウアーの圧倒的な活躍

2020年のレッズで最も輝いたのは、トレバー・バウアー投手でした。彼は最優秀防御率（1.73）のタイトルを獲得し、9月にはピッチャー・オブ・ザ・マンスにも選出されました。さらに、シーズン後にはサイ・ヤング賞を受賞し、その実力を証明しました。

タッカー・バーンハートの守備

タッカー・バーンハート捕手は、ゴールドグラブ賞を受賞しました。

まとめ

2020年のシンシナティ・レッズは、COVID-19の影響で多くの困難に見舞われましたが、秋山翔吾選手の加入やトレバー・バウアー投手の活躍など、記憶に残るシーズンとなりました。ポストシーズンでは惜しくも敗退しましたが、来シーズン以降の飛躍に期待が持てる一年でした。

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