2022年のアトランタ・ブレーブス

2022年のアトランタ・ブレーブス：地区優勝とディビジョンシリーズ敗退

2022年のアトランタ・ブレーブスは、球団創設以来152年目のシーズンを迎えました。本拠地トゥルーイスト・パークでの6年目のシーズンであり、ブライアン・スニッカー監督が6年目の指揮を執りました。所属はナショナルリーグ東地区です。

シーズンオフの動き

前年の2021年、ブレーブスはワールドシリーズでヒューストン・アストロズを破り、26年ぶり4回目の世界一に輝きました。しかし、2021年12月2日にはMLB機構と選手会による労使交渉が決裂し、99日間に及ぶロックアウトが開始。FA選手の補強は2022年3月10日まで停止しました。このオフシーズンには、ナショナルリーグにDH制が導入されることが決定しました。

開幕後の戦績

開幕後のブレーブスは、4月を10勝12敗、5月を13勝15敗と負け越しましたが、6月には21勝6敗と大きく持ち直し、前半戦を56勝38敗の2位で終えました。9月6日のオークランド・アスレチックス戦で6連勝し、首位を独走していたニューヨーク・メッツと勝率で並びました。9月9日のシアトル・マリナーズ戦で8連勝を飾り、ついに地区1位に浮上。しかし、9月10日から12日まで3連敗を喫し、再び2位に転落し、メッツとの間で激しい地区首位争いを繰り広げました。9月30日からのメッツとの直接対決で3連勝し、首位を奪還。10月4日のマイアミ・マーリンズ戦で2-1と勝利し、5年連続22回目の地区優勝を決定しました。最大10.5ゲーム差を追いついての逆転優勝でした。

ポストシーズン

ディビジョンシリーズでは、フィラデルフィア・フィリーズと対戦しましたが、1勝3敗で敗退となりました。

オフシーズンの動向

シーズンオフには、ジェシー・チャベス、ルーク・ジャクソン、ケンリー・ジャンセン、ダレン・オデイ、ダンズビー・スワンソン、エイーレ・アドリアンサ、アダム・デュバル、ロビー・グロスマンがFAとなりました。

チームと個人の成績

カイル・ライトが最多勝利（21勝）のタイトルを獲得し、ケンリー・ジャンセンが最多セーブ投手（41セーブ）となりました。また、マックス・フリードがゴールドグラブ賞（投手）を受賞したほか、スペンサー・ストライダー、ダンズビー・スワンソン、オースティン・ライリー、マイケル・ハリス2世がそれぞれ月間賞やルーキー・オブ・ザ・イヤーなどの表彰を受けました。

オールスターゲーム選出

オールスターゲームには、マックス・フリード（辞退）、ウィリアム・コントレラス、トラビス・ダーノー、ダンズビー・スワンソン、ロナルド・アクーニャ・ジュニアが選出されました。

2022年のブレーブスは、地区優勝を果たしたものの、ディビジョンシリーズで敗退するという結果に終わりました。オフシーズンの主力選手のFA移籍など、来シーズンに向けて様々な課題を抱えるシーズンとなりました。

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