302HW

STREAM S 302HWの概要

STREAM S 302HW（ストリーム エス サンマルニエイチダブリュー）は、中国の通信機器メーカーHuaweiの日本法人が開発したスマートフォンです。この端末は、ワイモバイルの第3.9世代移動通信システムに対応しており、同社の出した最初のスマートフォンとして位置づけられています。

デザインと仕様

STREAM S 302HWは、イー・モバイルのGL07Sの後継機種として登場しました。もともとイー・アクセスがGL11Sとして発売する予定でしたが、社名およびブランドの変更により302HWという名称が付けられました。また、同じく予定されていた他のモデル（303HW、305ZT、401HW）も302HWと同様の事情を抱えています。デザインはHuawei Ascend P6Sをベースにしていますが、P6Sとは異なり、3.9G回線（FDD-LTE）に対応している点が特徴です。

キャリアメールとアプリケーション

本端末は、ワイモバイルのキャリアメールアドレス（ymobile1.ne.jp）が割り当てられます。既存のemobile.ne.jp利用者も、機種変更の際にはこの新しいドメインに変更されますが、設定を行うことで最大180日間は旧アドレス宛のメールを新アドレスに転送することができます。また、キャリアメールの受信にはGoogle+ ハングアウトを利用します。SoftBankのメールアプリはサポートされていないため、注意が必要です。

特徴と機能

STREAM S 302HWはHuawei独自のEmotion UIを用いたホームウィジェットが採用されています。さらに、SIMフリー仕様であることも大きなポイントです。これにより、従来のソフトバンクモバイルの音声通信網を利用することはできませんが、他社のUIMカードやSoftBankブランドのUSIMカードを使用することで、通信を継続することが可能です。ただし、技適が失効している場合は違法な使用状態になってしまうため、注意が必要です。

緊急速報メール

歴代のイー・モバイル製品と同様に、STREAM S 302HWでも緊急速報メールの機能が提供されています。これにより、重要な情報を迅速に受け取ることができるため、安心して利用できます。

充電とアクセサリ

ACアダプタは製品に含まれていないため、他の端末と共通のGS03専用品または「ワイモバイル用 充電ACアダプタ03」を別途購入する必要があります。

販売状況と沿革

この端末は2014年8月1日に発売され、2015年9月30日にはタイプ2の新規契約受付が終了したことに伴い、販売も終了しました。その後、旧イー・アクセスの3Gネットワークの停止が発表され、2018年には使用が停止されることが決定しました。

アップデート履歴

一部機能として、2014年8月26日にアプリケーションのバージョンアップや、新しいアプリの追加が行われ、セキュリティ面や動作の安定性が向上しています。

関連項目

他の関連情報には、Huaweiの技術や、先代機種のGL07S、ワイモバイルについての詳細があります。これらを参照することで、より深い知識を得ることができるでしょう。

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