970年代

970年代の概要

970年代は、西暦970年から979年までの10年間を指します。この時代は、日本、ヨーロッパ、アジアで重要な出来事が数多く発生しました。

日本

日本では、藤原氏による政治が大きな影響力を持っていました。970年には藤原伊尹が摂政に就任し、972年には藤原兼通が関白に就任しました。その後、977年には藤原頼忠が関白に就任するなど、藤原氏による権力掌握が続きました。

ヨーロッパ

ヨーロッパでは、神聖ローマ帝国で皇帝の交代がありました。973年には、オットー2世が父であるオットー1世の死に伴い皇帝に即位しました。また、972年には、オットー2世が東ローマ帝国皇女テオファヌと結婚し、両帝国の関係が深まりました。976年には、東ローマ帝国でバシレイオス2世が皇帝に即位し、東ローマ帝国は最盛期を迎えることになりました。また、神聖ローマ帝国はオーストリアにバーベンベルク家の辺境伯領を設けるなど、領土拡大も行われました。

アジア

アジアでは、インドのデカン高原で、タイラ2世がラーシュトラクータ朝を倒し、チャールキヤ朝を再興しました。中国では、979年に宋の太宗が北漢を滅ぼし、中国統一を成し遂げました。

その他の出来事

973年には、イブラヒム・イブン・ヤクブがマクデブルクからプラハへの旅行について記録しました。これは当時のヨーロッパの情勢を知る上で貴重な資料となっています。

970年代は、各地域で政治的な変動や領土拡大、文化交流など、様々な出来事が起こった時代でした。


関連項目

十年紀の一覧
年表
年表一覧

外部リンク

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