Aバス

Aバス（エーバス）について

Aバスは東京都昭島市が運営する地域密着型のコミュニティバスであり、2001年12月1日に運行を開始しました。このバスは、JR青梅線の昭島駅、中神駅、東中神駅を起点とし、市役所や各種公共施設を結んでいます。2016年には拝島駅への乗り入れも開始され、市民の利便性を一層向上させました。初運行以来、立川バスに運行を委託しており、2018年の福生営業所移管以降は同社が運行を担当しています。

運行内容

Aバスは毎日運行され、運賃は100円均一（後払い）で、未就学児は無料となっています。また、300円で購入できる一日乗車券や、11枚綴りの回数券（1000円）も販売されています。ただし、定期券の販売は行われておらず、東京都シルバーパスや交通系ICカード（PASMO・Suica）は使用できません。

2024年4月時点でのAバスは、「東ルート」「西ルート」「北ルート」「中央ルート」の4つの路線が運行されています。全路線は昭島駅南口を発着し、保健福祉センターを経由して主要施設へのアクセスを提供しています。さらに高齢者センターなども経由するルートがあり、一部の便では昭島駅を横断することも可能です。かつては、突然の雨に対応するための「置き傘サービス」がありましたが、2023年11月時点ではこのサービスは中止されています。

現行経路

2016年3月27日、拝島駅南口駅前広場が整備されたことに伴い、西ルートも導入され、バスロータリーの使用が開始されました。Aバスは、開業当初は「東ルート」と「西ルート」の2路線のみでしたが、2008年に「北ルート」、2020年には「中央ルート」が追加され、現在に至っています。各ルートの特徴は以下の通りです。

東ルート

日中に9便が運行され、保健福祉センターを経由した市役所行きの便も運行されています。所要時間は通常便より長く、帰りには一度昭島郵便局を経由します。年末年始の休館日には、経路が変更されることがあります。

西ルート

昭島駅から拝島駅周辺へ向かい、1日あたり13便が運行されています。こちらも市役所経由の便が一部設定されていますが、休館日に経路が変わることがあります。

北ルート

中神駅を経由し、北部の日本航空電子工業方面へ向かいます。1日合計7便が運行されており、一部は中神駅発着の区間便となっています。

中央ルート

2020年に運行を開始し、日中のみ8便が運行されています。昭島駅から市役所を経由し、保健福祉センターを往復するルートです。年末年始には経路が変更されることがあります。

過去の経路

過去には、各ルートでの経路も変更されてきました。2012年7月までは特定の経路が存在し、昭島市の交通対策課では利用状況に応じて経路変更の検討が行われました。また、停留所や経路の見直しがパブリックコメントの形で市民の意見を取り入れながら進められました。

車両

Aバスでは、車両のデザインが数回変更されています。2008年のダイヤ改正時には、昭島市の自然をテーマにした水色のラッピング車両が導入されました。使用される主な車両は日野・ポンチョで、ノンステップバスとして快適な乗り心地を提供しています。特定のルートに応じて、様々な仕様の車両が使用されています。

Aバスは、昭島市の地域に密着し、訪れる人々にも便利な移動手段を提供することで、市民の生活を支え続けています。

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