A5511T

A5511Tは、東芝が開発し、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話から発売された携帯電話です。2005年に登場し、当時としては珍しいアナログ地上波テレビチューナーを内蔵していました。

概要

A5511Tは、同時期に発売されたW32SAと共に、au初の地上波アナログテレビチューナーを搭載した携帯電話として注目を集めました。付属のグリップ付きアンテナ、またはアンテナ内蔵ステレオイヤホンを接続することでテレビ視聴が可能でした。さらに、データフォルダに最大約17分間の番組録画機能を備えていましたが、外部メモリーへの録画はできませんでした。ただし、W32SAに搭載されていたFMラジオチューナーは、この機種には搭載されていませんでした。

沿革

2005年6月17日: 順次発売が開始されました。
2005年12月: 販売を終了しました。
2011年7月24日: 地上アナログ放送の停波により、内蔵されていたテレビチューナー機能は利用できなくなりました。
2012年7月22日: L800MHz帯（旧800MHz帯・CDMA Bandclass 3）を利用した音声通話およびデータ通信サービスが終了したため、本端末は使用不可能となりました。

機能

A5511Tは、当時の携帯電話としては多機能な端末でした。

カメラ: 6.6倍デジタルズーム機能（静止画撮影時）やモバイルライト、9連写機能などがありました。
アドレス帳: 最大500件のアドレス登録が可能で、1件あたり電話番号2つとメールアドレス2つを登録できました。
辞書機能: miniSDカード装着時に、国語・英和・和英辞書を利用できる「辞スパ」機能を搭載していました。
その他: QRコード読み取り、ボイスレコーダー、EZ着うた、着Flash、着ムービー、EZアプリなど、様々な機能が利用できました。

対応サービス

EZムービー
EZナビウォーク
ezweb

脚注

この端末は、発売当時は画期的な機能を備えていましたが、アナログ放送の終了や通信サービスの停波により、現在ではその機能を活用することはできません。

関連項目

携帯電話
au (携帯電話)
東芝
* CDMA 1X

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