A5512CA

A5512CA（えー ごーごーいちにーシーエー）は、カシオ計算機およびカシオ日立モバイルコミュニケーションズ（現・NECカシオ モバイルコミュニケーションズ）が開発し、KDDIと沖縄セルラー電話がauブランドで展開したCDMA 1X対応の携帯電話です。

概要



同時期に発表されたG'zOne TYPE-R（A5513CA）と実質的な兄弟機種でありながら、G'zOne TYPE-Rとは対照的に、女性をターゲットにした可愛らしいデザインが特徴です。丸型のサブディスプレイを搭載し、G'zOne TYPE-Rと同様にカウントダウンタイマーやストップウォッチといった時計機能の利用が可能です。さらに、GPSを活用した安心ナビサービスにも対応しており、多機能な携帯電話として注目を集めました。

歴史



2005年5月23日にKDDIから発表され、同年7月上旬から順次発売されました。しかし、2005年12月には販売が終了しています。

電池パックの破裂事故


2009年10月15日、消費者庁は、生命や身体に被害をもたらす消費者事故に関する情報を公表しました。その中で、A5512CAの電池パックが破裂し、バッグと本体が焼損した事故が報告されました。この事故は、2009年10月2日に青森県で発生し、バッグに入れていた本体の電池パックが破裂、バッグと本体が焼損する火災が発生したと報告されています。

消費者庁は、消費者安全法に基づき、同年10月5日から10月11日にかけて関係行政機関から報告された生命や身体被害に関する消費者事故をまとめ、公表しました。この事故を受けて、同年11月4日にはKDDIが、製品起因が疑われるとして消費者庁が10月14日に公表した電池パックの破裂事故の調査結果を発表しました。調査の結果、この事故は製品の欠陥によるものではなく、電池パックに外部から大きな圧力が加わったことが原因であると結論づけられました。このことから、本製品を利用する際は、電池パックへの過度な圧力を避ける必要性が示唆されました。

関連情報




脚注



(特になし)

外部リンク



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