AKINO (プロレスラー)

AKINO（アキノ）

AKINOは本名を秋野美佳といい、1973年10月24日に生まれた日本の女子プロレスラーです。彼女は独自のスタイルと充実した戦歴で多くのファンに親しまれています。

経歴・戦歴

プロレスラーとしてのキャリアが始まる前、AKINOは沖縄でダイビングインストラクターとして活動していました。1998年7月21日、東京の後楽園ホールで吉田万里子との対戦を通じて、アルシオンからプロレスラーとしてデビューします。アルシオンでは、ライセンスナンバー13を取得しましたが、2003年にアルシオンが活動を停止した後、彼女はメジャー女子プロレスであるAtoZに移籍します。AtoZでは、短期間の活動を経て、フリーランスとして活動を続けることになります。

2004年、彼女は吉田万里子、大向美智子、中西百重と共にユニット「M's Style」を結成。このグループは2006年10月8日に解散するまで、様々な試合に出場しました。

AKINOのキャリアには様々なエピソードがあります。2005年、六本木のクラブでトラブルに巻き込まれた際、彼女はプロレスラーとしての力量を生かして、犯人を警察に引き渡す手助けをしました。この出来事は大きく報じられ、彼女の勇敢さが称賛されました。

2007年にはOZアカデミーに定期的に出場し、2008年にはアジャ・コングや松本浩代とユニット「JJ21」を結成しました。2014年には、第14代OZアカデミー無差別級王者として活躍し、アキノミクスという独自のスタイルを推進。防衛戦では加藤園子以外の選手とは対戦しない方針を取りました。また、彼女は世田谷で鍼灸および接骨院を開業し、リングドクターとしても活動を行っています。

試合における彼女のテクニックも魅力の一つです。得意技には、フランケンシュタイナーやトルネードA、ウラカン・ラナなどがあり、観客を魅了しています。

2016年、引退セレモニー中にOZアカデミーへの入団を要求されたAKINOは承諾しますが、社長の尾崎により入団は保留となります。しかし、2017年8月にはOZアカデミーへの正式入団が認められました。

2022年4月15日、AKINOは後楽園ホール60周年のイベントで6人タッグマッチに出場し、未だに現役としてのエネルギーを見せつけました。

得意技とリングでの存在感

AKINOは、多種多様な技を駆使する選手であり、フランケンシュタイナーやアキアンプロイダー、シエロペルフェクトなど、観衆を驚かせる要素が豊富です。特に、素早い動きからの飛びつき十字固めやトペ・コンヒーロは、彼女の得意技として知られています。

タイトル歴

彼女は数多くのタイトルを獲得しています。アルシオンでは、第4代および第6代スカイ・ハイ・オブ・アルシオン王座、第2代ツイン・スター・オブ・アルシオン王座を保持。全日本女子プロレスでは第42代オールパシフィック王座を手に入れ、JDスター女子プロレスでは第22代TWF世界タッグ王座を獲得。また、JWP女子プロレスにおいても、第22代JWP認定タッグ王座と共に多くのタイトルを制覇しました。

現在と未来

AKINOは今なおリングでの活躍を続けており、彼女のエネルギーと魅力はファンにとって特別なものとなっています。今後の活躍にも期待が寄せられるプロレス界の重要な選手です。

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