Amadana

amadana（アマダナ）について

amadanaは、日本のデザイン家電ブランドであり、amadana株式会社が展開しています。2003年に東京で誕生し、「日本の家電を東京から再び世界ブランドへ」という思いが込められています。ブランド名の由来は、江戸時代に日本橋にあった漆職人の町「尼店（あまだな）」に遡ります。当時、西洋人が漆器を「japan」と呼んだように、日本の伝統技術と美を融合させた製品を世界に発信したいという願いが込められています。この名称は、コピーライターの前田知巳氏によって発案されました。

デザインの特徴

創業当初から2010年6月17日発売の携帯電話「N-07B」まで、すべての製品デザインはインテンショナリーズの代表である鄭秀和氏が担当していました。グラフィックデザインはタイクーングラフィックスが担当していましたが、2010年6月以降はリアルフリートのインハウスデザインとなっています。

amadanaケータイ・amadanaスマートフォン

FOMA N705i・N706iII

2008年2月1日、NTTドコモ、NEC（現・NECカシオモバイルコミュニケーションズ）とのコラボレーションで「amadanaケータイ」FOMA N705iが発売されました。2007年1[[2月1日]]には、木目パーツを使用した限定5000台のプレミアムモデルがamadana公式サイトで予約販売され、わずか46時間で完売しました。ドコモショップではamadana black、amadana white、ultimate orangeの3色が販売されましたが、ドコモ九州、東海、関西では限定色sakuraも発売されました。
同年8月30日には、同モデルをN706iIIとして再発売。ultimate sky、polish white、polish blackの3色が展開されました。N705iとN706iIIのサウンドクリエイションは、デザインを担当した鄭秀和氏の実兄であるテイ・トウワ氏が担当し、着信音、効果音などを制作しました。また、テイ・トウワ氏が書き下ろした楽曲「N705i」は、NECのTVCMにも採用されました。

2008年4月には、amadanaケータイ発売を記念して、航空会社「STARFLYER」とのタイアップキャンペーンが実施されました。羽田-北九州間を「N705i」amadana便として運行し、搭乗者の中から抽選でコラボレーションケータイがプレゼントされました。

N-04A

2008年11月、「amadanaケータイ」第2弾としてN-04Aが発表され、翌2009年1月23日に発売されました。前機種同様にamadana black、amadana whiteの他に、ultimate pinkが新色として追加され、bluetoothイヤホンを同梱したspecial packageとしてamadana brownも発売されました。この機種からスライド式を採用しました。

サウンドクリエイションは、坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏の「HASYMO」が担当。スライドの開閉音から効果音、着信音まですべてを手掛けました。また、NECの広告には玉木宏氏が起用され、CMの挿入曲には「HASYMO」が書き下ろした「Good Morning, Good Night」が採用されました。

N-07B

2010年6月17日には第3弾としてN-07Bが発売されました。前機種同様にスライド式を採用していますが、大容量バッテリー搭載により、若干大きめのデザインとなりました。色展開は、amadana black、amadana white、amadana brownに加え、amadana goldが新色として登場。amadana brownには、USBメモリー、レザーケース、スペシャルリアカバーが同梱されました。この機種から「amadana CHANNEL」というコンテンツサービスが開始され、Taku Takahashi（m-flo）、MEG、jazztronikなどのクリエイターによる着信音の配信も始まりました。

MEDIAS WP N-06C

2011年6月24日には、初のスマートフォンとなるMEDIAS WP（N-06C）が発売されました。そのうち「amadana Brown」のみがコラボモデルとなり、レザーケースとイヤホンが同梱されました。また、amadana初の音楽配信サービス「delivery DJ」も開始されました。

その他の活動

テレビ番組では、日経スペシャル「ガイアの夜明け」で、amadanaのモノづくりへの挑戦が取り上げられました。

関連人物・企業

鄭秀和: 元リアル・フリート クリエイティブ ディレクター（2010年退任）

関連製品

N705i
N-04A
N-07B
AI-900
N-06C

その他の活動

アマダナスポーツエンタテインメント
ベンゼネラル
ヤバネスポーツ
東京ヴェルディ1969

脚注

amadana アマダナ
創業者が語るamadana誕生秘話 - ウェイバックマシン
Amadana (@amadana_jp) - X（旧Twitter）
Amadana (amadana.jp) - Facebook

台湾Acer傘下へ

2024年7月3日、台湾Acer傘下のAOpenが株式を取得し、amadanaは子会社化されました。

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