BTV (企業)

BTV株式会社（ビィーティーブイ）

BTV株式会社は、宮崎県都城市に本社を構えるケーブルテレビ局です。「BTVケーブルテレビ」という名称でも広く知られています。

概要

1996年に都城市における都市型ケーブルテレビ事業を目的として設立され、その後、日南市へサービスエリアを拡大しました。鹿児島ケーブルテレビ放送の事業を承継したことで、鹿児島県にもエリアを広げ、南九州有数のCATV局へと成長しました。2018年には関連会社であった株式会社シティエフエム都城を吸収合併し、コミュニティ放送事業も手掛けていましたが、2024年3月31日にコミュニティ放送事業は終了しています。

特徴

地域に根ざしたサービス

BTVは、ケーブルテレビ放送、インターネット接続、電話サービスなどを提供し、地域住民の生活に密着した情報インフラを担っています。特に、光回線が整備されていない地域では、安定した通信手段として重宝されています。

区域外再放送への取り組み

デジタル化に伴い、区域外再放送において、宮崎県と鹿児島県の地元民放の意向を考慮したチャンネル提供を行っています。曽於市財部町では、宮崎放送（mrt）とテレビ宮崎（UMK）の区域外再放送が実施されています。

デジタル化への対応

テレビの完全デジタル化後も、旧契約者向けにアナログ多チャンネルサービスを継続していましたが、国の政策により2013年1月に終了しました。デジタル化後に開局した西諸局と志布志局では、当初からデジタルサービスのみを提供しています。

事業再編

2023年6月30日には、西諸局が本社のある都城局に統合されました。これにより、経営資源の集約と効率化を図っています。

沿革

1996年1月：都城ケーブルテレビとして設立
1997年4月：都城ケーブルテレビ、鹿児島ケーブルテレビ放送が開局
2001年7月：ビィーティーヴィーケーブルテレビ株式会社へ商号変更
2002年3月：BTV日南局開局
2004年3月：鹿児島ケーブルテレビ放送から全事業を承継し、鹿児島局とする
2006年6月：BS、CSデジタル放送開始
2007年4月：本社移転
2009年12月：西諸局開局
2011年7月：志布志局を開局
2016年6月：BTV株式会社へ社名変更
2018年7月：株式会社シティエフエム都城を吸収合併
2023年6月：西諸局が都城局に統合
2024年3月：シティエフエム都城が放送終了

サービス

ケーブルテレビ放送
インターネット接続サービス
電話サービス（ケーブルプラス電話、auスマートバリュー）

主要株主

地方公共団体（都城市、日南市、三股町、小林市、曽於市など）や地元企業（霧島酒造、南日本酪農協同など）が出資しています。

関連人物

喜田治男（同社顧問、元アナウンサー）

外部リンク

BTV株式会社 公式サイト
BTV株式会社 X（旧Twitter）
BTV株式会社 Facebook
BTV株式会社 Instagram
* BTVチャンネル YouTube

BTV株式会社は、地域社会に貢献する企業として、今後も多様な情報発信とサービス提供を通じて、地域活性化に貢献していくことが期待されます。

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