Cメール

Cメール（C-Mail）は、KDDIと沖縄セルラー電話が提供するショートメッセージサービス（SMS）の一種です。主にauの携帯電話ユーザー間で利用され、電話番号を宛先としてメッセージを送受信できます。

Cメールの特徴

• - 文字数: 4G LTE対応スマートフォンやケータイでは最大全角670文字（半角1530文字）まで送信できます。ただし、古い機種や他社携帯電話への送信では、全角70文字（半角160文字）に制限されます。
• - 通信方式: Cメールは、他のキャリアのSMSが3GPPに準拠しているのに対し、独自仕様でパケット通信を利用していました。しかし、2012年以降は3GPP2に準拠し、データ通信をオフにした状態でも送受信が可能になりました。
• - 受信方式: 受信時には回線交換方式が用いられ、EZwebメール受信のトリガーにもなります。災害時など、回線が混雑している状況でも、Cメール受信を優先することで、Eメールの受信を促すことができます。

サービス内容

• - 契約: Cメールは、EZwebやIS NETなどの契約がなくても利用可能です。ただし、一部の古いiPhoneでは、IS NETコースの契約が必要でした。また、特定の機種では、IS NETコース未加入の状態でSMSを送信すると、追加料金が発生する場合があります。
• - 料金: Cメールの利用料金は基本的に無料ですが、送信時には料金が発生します。ただし、特定のプランや割引が適用される場合、料金が無料になることがあります。プリペイド契約の場合は、通常の契約より送信料金が高くなります。

送受信料金の詳細

• - 通常回線からの送信: 3.24円/通
• - プランWシンプル/プランZシンプル契約、受信者がau電話の場合: 無料
• - ガク割、スマイルハート割引適用回線からの送信: 1.62円/通
• - 同じ家族割グループ間での送信: 無料
• - プリペイドからの送信: 5円/通
• - 受信: 無料

過去のサービスと関連機能

• - おしゃべりモード: かつてはリアルタイムでチャットできる機能がありましたが、現在は終了しています。
• - ぷりペイド送信: プリペイドカードを利用した回線交換方式での送信が可能でしたが、現在はスマートフォンでは利用できません。
• - Eメールお知らせ: かつては、Eメールの着信をCメールで通知する機能がありましたが、スパム対策のため廃止されました。
• - 同報: 複数の宛先に同時に送信できる機能がありましたが、スパム対策のため廃止されました。
• - お留守番サービス: お留守番サービスと連携し、着信や伝言があった場合にCメールで通知する機能があります。
• - 緊急速報メール: 緊急地震速報などの緊急情報をCメールで受信できます。大量のメッセージを同時送信するために、Cメールのシステムが改良されています。
• - 他社との相互接続: 2011年からは、NTTドコモやソフトバンクモバイルの端末とも電話番号でメッセージをやり取りできるようになりました。

その他

• - 文字数拡張: 一部の機種では、半角140文字（全角70文字）まで送信できる文字数拡張機能があります。
• - AndroidスマートフォンのEMnetメールアプリ: ISシリーズのAndroidスマートフォンでは、EMnetメールアプリでSMSを受信することができます。
• - 旧800MHz帯: 一部の機種では、旧800MHz帯エリアでの送信がサポートされていません。

関連サービス

• - ショートメッセージサービス（SMS）: CメールはSMSの一種です。

Cメールは、auユーザーにとって身近なコミュニケーション手段として、長年にわたり利用されてきました。料金体系や仕様は時代とともに変化していますが、メッセージのやり取りをシンプルかつ便利に行うための基本的な機能は維持されています。

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