C415T

C415Tは、東芝が製造し、au（KDDI・沖縄セルラー電話）から発売された第二世代携帯電話（cdmaOne）端末です。2001年8月中旬に発売され、当時の携帯電話市場において、その先進的な機能とデザインで注目を集めました。

特徴

C415Tの最大の特徴は、au端末として初めて4096色表示に対応した低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイを採用した点です。これにより、従来の携帯電話に比べて、より鮮やかで高精細な画像表示が可能になりました。また、ユーザーの利便性とエンターテイメント性を追求した機能も搭載されています。

テクノボイス: 着信時に自分の声をロボット風やハイトーンなど、様々なボイスエフェクトに加工できる機能です。この機能により、着信音だけでなく、声でも個性を演出することができました。

メディアアレンジャー: 着信メロディの作成・編集や、画像の加工ができる機能です。ユーザー自身がオリジナルのコンテンツを作成・編集することで、携帯電話のカスタマイズ性を高め、よりパーソナルな利用が可能になりました。

これらの機能は、当時の携帯電話としては非常に画期的で、ユーザーの創造性を刺激し、携帯電話の楽しみ方を広げる上で重要な役割を果たしました。しかし、C415Tは「ezplus」には対応していませんでした。

沿革

C415Tは、以下の過程を経て、市場に投入されました。

2001年5月17日: 電気通信端末機器審査協会による技術基準適合認定の設計認証を取得（設計認証番号A01-0384JP、J01-0125）。
[2001年]]5月25日: テレコムエンジニアリングセンター]による[[技術基準適合証明の工事設計認証を取得（工事設計認証番号XZAA0049）。
2001年7月10日: TELECによる技術基準適合証明の工事設計認証を再度取得（工事設計認証番号XZAA0054）。
2001年8月中旬: 発売開始。
2012年7月22日: cdmaOneサービスの終了に伴い、C415Tの使用は同日限りとなりました。

関連情報

C415Tは、同時期に発売されたC5001Tとともに、auの第二世代携帯電話を代表する機種として知られています。

外部リンク

製品アーカイブ C415T - ウェイバックマシン（2009年9月17日アーカイブ分） - au
65,536色のGFカラ-液晶を搭載した「C414K」及びポリシリコンTFTカラ-液晶を搭載した「C415T」携帯電話機ニューモデルの発売 - KDDI 2001年7月16日
ケータイ新製品SHOW CASE au C415T- ケータイWatch 2001年9月14日

まとめ

C415Tは、auの第二世代携帯電話として、先進的なディスプレイ技術やユニークな機能で、当時のユーザーに新しい携帯電話の利用体験を提供しました。技術の進歩とともに、その役割を終えましたが、携帯電話の歴史における重要な機種の一つとして、今もなお語り継がれています。

もう一度検索