CJ・エイブラムス

ポール・クリストファー・エイブラムス（CJ Abrams）

ポール・クリストファー・エイブラムス、通称CJエイブラムスは、2000年10月3日にアメリカ合衆国ジョージア州フルトン郡アルファレッタで生まれたプロ野球選手です。彼は現在、メジャーリーグベースボール（MLB）のワシントン・ナショナルズで遊撃手としてプレーしています。エイブラムスは右投左打の選手であり、そのプレースタイルは多くのファンに支持されています。

経歴

プロ入りとパドレス時代

エイブラムスは、2019年のMLBドラフトにおいてサンディエゴ・パドレスから1巡目（全体6位）で指名を受け、その後アラバマ大学への進学を断念しプロ入りしました。契約金は520万ドルに達し、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・パドレスでプロのキャリアをスタートさせました。彼はその後、A級フォートウェイン・ティンキャップスへ昇格し、34試合に出場して打率.393、3本塁打、22打点、11盗塁という優れた成績を残しました。

しかし、2020年は新型コロナウイルスの影響により、マイナーリーグでは試合が開催されず、公式戦には出場できない年となりました。2021年にはAA級サンアントニオ・ミッションズで42試合に出場し、打率.296、2本塁打、23打点、15盗塁を記録し、中間シーズンにはオールスター・フューチャーズゲームにも選ばれました。

2022年にはAAA級エルパソ・チワワズで開幕を迎え、4月7日にメジャー契約を結び、アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦でメジャーデビューを果たしました。

ナショナルズ時代

2022年8月2日、エイブラムスはフアン・ソトやジョシュ・ベルのトレードの一環として、ワシントン・ナショナルズへと移籍しました。この年、彼は2チームで合計90試合に出場し、打率.246、2本塁打、21打点、7盗塁を記録しました。2023年にはナショナルズの正遊撃手として151試合に出場し、打率.245、18本塁打、64打点をマークしました。また、リーグで3位となる47盗塁を達成し、トレイ・ターナーを超える球団の新記録を打ち立てました。その守備成績も優秀で、DRSが4、UZRが4.8、OAAが−8という数字を記録しました。

選手としての特徴

エイブラムスはその俊敏さで知られ、エリート級の敏捷性を誇る期待の若手選手とされています。打撃のセンスも高く評価されていますが、長打力の開発にはさらなる余地があると見られています。過去には年間15本塁打に達することは難しいと考えられていましたが、彼は早くも2年目で18本塁打を記録し、その成長を証明しました。

遊撃手としての能力も素晴らしいですが、将来的には二塁手や中堅手に転向する可能性も考慮されています。彼のキャリアはまだ始まったばかりであり、これからの活躍にますます期待が寄せられています。

詳細情報

年度別打撃成績（2023年度シーズン終了時）

• - 2023年: 打率.245、18本塁打、64打点、47盗塁

守備成績

• - 内野守備：DRS 4、UZR 4.8、OAA -8

記録

• - MiLBオールスター・フューチャーズゲーム選出（2021年）1回

背番号

• - 77（2022年 - 同年途中）、5（2022年途中 - 現在）

関連項目

• - メジャーリーグベースボールの選手一覧 A

CJエイブラムスの今後の活躍にも大いに注目が集まります。

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