COME ALONG 3

山下達郎の通算5枚目のコンピレーションアルバム『COME ALONG 3』（カム・アロング・スリー）は、2017年8月2日にワーナーミュージック・ジャパンからリリースされました。前作『COME ALONG 2』から33年ぶりとなる待望のシリーズ第3弾で、ムーン・レーベル時代の楽曲で構成されています。

選曲は夏にぴったりの楽曲が中心で、『MELODIES』、『BIG WAVE』、『僕の中の少年』、『ARTISAN』、『COZY』、『RARITIES』、『Ray Of Hope』といった人気曲に加え、2016年のシングル『CHEER UP! THE SUMMER』も収録されています。これらの楽曲は、前作と同様に小林克也によるDJパートで構成され、聴き応えのある一枚となっています。

ジャケットは、イラストレーターの鈴木英人による書き下ろし。爽やかで、夏らしいデザインは、アルバムの雰囲気を盛り上げています。

リリースに合わせ、『COME ALONG』と『COME ALONG 2』の最新リマスタリング盤も同時発売されました。さらに、3作品を同時購入した人には、3枚のディスクを収納できるスペシャルな三方背BOXが、抽選で300名にプレゼントされるというキャンペーンも実施されました。『COME ALONG 3』単体購入者には、『COME ALONG 3』特製A4ジグソーパズルが、同じく抽選で300名にプレゼントされました。ワーナーミュージック・ダイレクトでは、アナログサイズジャケットとジャケットフレーム付きの限定盤も数量限定で販売されました。

アルバム発売を記念したトレーラー映像もYouTubeで公開され、鈴木英人が鉛筆画で『COME ALONG』のジャケットをペイントしていく様子が収められています。この映像は、アルバムの世界観をより深く理解するのに役立つでしょう。

チャート成績も好調で、初週売上2.8万枚を記録し、オリコン週間アルバムチャートで4位に初登場しました。同時に発売された『COME ALONG 2』のリマスタリング盤も10位にランクインし、山下達郎はソロデビュー以来初めてアルバム2作同時トップ10入りという快挙を達成しました。

スタッフクレジットは、山下達郎自身によるプロデュース、アレンジに加え、小林克也によるDJパート、鈴木英人によるイラスト、梁間修作によるデザインなど、多くの才能が結集しています。マスターエンジニアには菊地功、デジタル・トランスファーには内藤哲也といった、音楽業界のベテランたちが参加している点も見逃せません。

『COME ALONG 3』は、山下達郎の代表曲を網羅したコンピレーションアルバムとして、音楽ファンから高い評価を受けています。夏のドライブや、リラックスした時間を過ごすBGMとして、最適な一枚と言えるでしょう。また、シリーズを通しての作品を比較検討することで、山下達郎の音楽遍歴をより深く知ることができるでしょう。長年に渡る音楽活動の集大成ともいえる本作は、まさに必聴のアルバムです。

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