COMPLEX BEST

COMPLEXのベスト盤『COMPLEX BEST』：輝かしい軌跡を凝縮した一枚

1998年、日本の音楽シーンに大きな足跡を残したCOMPLEX。その初のベストアルバム『COMPLEX BEST』は、多くのファンに愛され続ける作品です。本アルバムは、オリコンアルバムチャートで最高4位という輝かしい記録を達成、24.6万枚というセールスを記録し、日本レコード協会よりゴールドディスクに認定されるなど、商業的にも大きな成功を収めました。

このアルバムは、布袋寅泰が所属していたBOØWYのベストアルバム『THIS BOØWY』のリリースに合わせて、1998年2月6日に東芝EMIよりリリースされました。全曲スティーブン・マーカソンによるデジタルリマスタリングが施されており、当時の最新技術を駆使した高音質で、COMPLEXの楽曲を堪能できる点が大きな魅力です。

収録楽曲は、シングルA面曲やカップリング曲に加え、アルバム初収録となる楽曲も含まれており、COMPLEXの音楽性の幅広さを存分に味わうことができます。「CLOCKWORK RUNNERS」のみアルバムバージョンで収録されているなど、細部にまでこだわった構成となっています。特に「BE MY BABY (MONTSERRAT MIX)」、「1990」、「JUST ANOTHER DAY」の3曲は、このアルバムで初めて聴くことができたファンも多いのではないでしょうか。

そして、2019年にはデビュー30周年を記念して、新たな形でリリースされました。USM JAPANより、SHM-CD（スーパーハイマテリアルCD）による高音質化と、ミュージックビデオ6曲、ライブ映像2曲を収録したBlu-ray Discを付属した2枚組の限定盤、SHM-CDのみの通常盤の2形態で発売されました。マスタリングはオリジナル盤と同様に行われ、よりクリアで臨場感溢れるサウンドで、COMPLEXの音楽を体験できるようになっています。

『COMPLEX BEST』は、単なる楽曲の集大成ではなく、COMPLEXの音楽的進化と人気の高さを証明する、記念碑的なアルバムと言えるでしょう。オリコンチャートでの好成績、ゴールドディスク認定、そして再リリースによる新たな展開など、その人気は今なお色褪せることがありません。

数多くの名曲が収録されている『COMPLEX BEST』は、COMPLEXファンはもちろん、日本の音楽史に残る名盤として、今後も多くの人々を魅了し続けることでしょう。シングルバージョンとアルバムバージョンの違いを聴き比べるのも、また違った楽しみ方と言えるかもしれません。

このアルバムは、COMPLEXというユニットの軌跡、そしてその音楽が持つ普遍的な魅力を改めて実感させてくれる、まさに“ベスト”と言える作品です。

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